BBCプロムス開幕~アメリカ合衆国建国250年を記念する曲目が多く登場
BBCプロムス開幕~アメリカ合衆国建国250年を記念する曲目が多く登場

2026年のBBCプロムスでは、アメリカ合衆国建国250年を記念してアメリカ系の作品が例年より多く登場する。ただし、ガーシュウィン、コープランド、バーンスタインら一部の作曲家に偏っている側面がある。山田和樹はバーミンガム市交響楽団とジョン・アダムズの合唱作品《ハルモニウム》を指揮する。
現代作品にはベッツィ・ジョラス、ジェシー・モンゴメリー、ジョーン・タワーらアメリカ系作曲家の作品が含まれる。作曲家のジェンダー比率の均衡を図った結果、存命の作曲家では女性表象のアーティストが多い。歴史を踏まえると、2026年のラインナップは生ぬるい面がある。
今年頻出する作曲家としてR・シュトラウス(《ツァラトゥストラはかく語りき》、《死と変容》、《アルプス交響曲》、《ナクソス島のアリアドネ》、《ばらの騎士》組曲、《英雄の生涯》、《4つの最後の歌》)や、ベルリオーズ(序曲《ローマの謝肉祭》、《幻想交響曲》、《レクイエム》、《ファウストの劫罰》)が挙げられる。また、エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ウォルトンの交響曲や、フィンジ《聖チェチーリアのために》といった英国の大規模作品も演奏される。マーラーの交響曲は5曲演奏されるが、ブルックナー作品の演奏はない。
プロムス開幕前夜の7月16日、1901 Arts Clubにて「チェンバー・プリンシパルズ・オブ・ロンドン」の演奏会が開催された。ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団のコンサートマスターであるセルゲイ・レヴィティンと第2ヴァイオリン首席のヤン・シュモルクが出演し、ルクレール「ソナタ第4番」、シュポア「デュオ・コンチェルタンテ第2番」、シュニトケ《Moz-Art》、ハルヴォルセン《ノルウェー民謡による演奏会奇想曲》を演奏した。
