動漫音樂會竟被日本樂手瞧不起?作曲大師揭亂象:海外反而更尊重 - Yahoo新聞
作曲家の田中公平がSNSで言及、アニメ・ゲーム音楽に対する日本のオーケストラ奏者の「クラシック至上主義」が議論に
『サクラ大戦』の主題歌「檄!帝国華撃団」などの作品で知られる日本の作曲家・田中公平が、自身のSNS上でかねてより感じていた思いについて語った。それによると、日本に現存する管弦楽団のメンバーには「クラシック至上主義」を抱いている人物が少なくなく、アニメやゲームのコンサートにおいて、不承不承演奏している奏者をしばしば見かけるという。その中には臨時で呼ばれたエキストラ奏者も多い。それに比べ、常に楽しんで演奏してくれるトップクラスのスタジオミュージシャンと仕事をする方がやりやすいと感じているという。
田中公平は、これらが日本でオーケストラコンサートをあまり開催したくない理由の一つであるとし、海外の楽団の方がより尊重してくれていると感じられるため、日本には依然としてアニメやゲーム音楽を見下している人が多いのではないかと述べている。なお、田中公平は先日、『サクラ大戦』のオーケストラコンサートを2027年2月7日に開催すること、そして自身がこの公演のために再編曲を行うことを発表したばかりである。
田中公平の投稿によると、伝統的なクラシックのコンサートはファンの高齢化などの理由から求心力が低下しており、楽団が存続するためには若い観客を獲得する必要がある。しかし、クラシック音楽以外を不真面目に演奏する団員がいれば演奏全体の質が低下してしまい、その点が非常に困ると説明した。また、奏者が幼少期からクラシックの楽曲練習に打ち込み、音楽大学に通い、狭き門を突破して楽団に入団したのはクラシック音楽を演奏するためであるため、クラシック至上主義の考えを持つことはごく自然なことだと理解も示している。しかし、演奏者が心の底からその曲を愛し、研究しているかどうかは、聴衆にはすぐに伝わってしまうと指摘した。
これに対し、『刀剣乱舞』や『うたの☆プリンスさまっ♪』などの作品に携わってきたヴァイオリニスト兼作曲家の岩嵜壮志も引用して同調の意を示した。岩嵜は、不承不承という態度でもまだましな方だと明かし、作品を見下すような態度で話し、照明が明るすぎることや待ち時間の長さに不満を漏らしながら、終演後に観客の熱狂的な反応を見ると得意げな顔をする人物を見てきたと述べた。岩嵜はそのような雰囲気に耐えられず商業音楽の世界に移ったと明かしているが、ここ数年のプロオーケストラの団員たちは演奏を楽しんでいるはずだとも述べている。
この件は日本のSNS上で大きな議論を呼び、多くの音楽関係者が反応している。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の音響システム開発に携わった岩本翔は、先般NHK交響楽団が開催したポケモンコンサートにおいて、団員の中に30年来のポケモンファンがいて取材を受けており、ゲームへの情熱が感じられたと振り返った。しかし同時に、現場で最も感動したのは前半のクラシック楽曲「モルダウ」であったとも語っている(当日のプログラムにはクラシックとポケモンの音楽の両方が組み込まれていた)。
作曲家の松﨑国生は、ゲーム音楽をコンサートにかける際には必ず第三者による編曲が必要であり、クラシック音楽のような原典の楽譜が存在しないため、クラシック奏者が得意とする分析や解釈の能力をどこに向けて発揮すべきか分からなくなることが、表現が十分に行き届かない原因の一つではないかとの見解を示した。また一般のネットユーザーからは、毎年開催される各種ACG(アニメ・コミック・ゲーム)コンサートがほぼ満席になる一方で、クラシック公演は協賛に頼らざるを得ない状況にあるとの指摘や、演奏曲目は通常オーケストラの事務方が決定するものでありステージ上の団員が納得しているとは限らないが、仕事として引き受けた以上は真面目に演奏すべきであり、嫌なら引き受けるべきではないといった声も上がっている。