山田和樹が指揮する日本フィル70周年の定期 ──第784回東京定期演奏会|ぴあクラシック公式サイト〜poco a poco〜 - チケットぴあ
山田和樹が日本フィルハーモニー交響楽団創立70周年を記念する第784回東京定期演奏会を指揮へ
2012年から10年にわたり日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者を務めた山田和樹が、楽団の70周年を祝う定期演奏会で指揮を執る。
演奏会の冒頭では、新作委嘱事業「日本フィル・シリーズ」第16作の間宮芳生《二重合奏協奏曲》(1966年)を取り上げる。山田は「あるとき日本フィルで間宮先生のヴァイオリン協奏曲を演奏することになり、初めて先生にお目にかかりました。相談にうかがうと『他の作品もありますよ』と楽譜や本をどんどんプレゼントしてくださる。とてもありがたい機会でした。今回は先生が働き盛りのころに書いた作品に取り組みます。中身は現代風ですが、器は脈々と受け継がれてきた伝統的なスタイル。間宮先生独特のエネルギーが詰まっていて、そのパワーには圧倒されます」と語っている。
続くバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番には、山田が推薦するヴィルデ・フラングがソリストとして登場する。山田は「70周年をお祝いするにふさわしいソリストとして、僕がいつも共演候補の筆頭に名前をあげるヴィルデ・フラングにオファーをかけました。この人、普通には弾きませんからね。没入型。だけど奇を衒わない。それなのに独特のアプローチ。別世界を見せてくれる存在ですね」と評している。
後半に演奏されるチャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》について、山田は次のように述べている。「実は日本フィルとチャイコフスキー作品をほとんど演奏していません。師・小林研一郎先生の十八番なので、先生の目の黒いうちは国内でチャイコフスキーを演らないというのが僕の原則。だから日本フィルで《悲愴》を振るというのは、僕にとってはとても意義のあることです。そうそう、疫病禍で3〜4ヶ月、家にこもっていたころ、毎日、頭の中に自動的にかかる音楽がありました。それが《悲愴》です。この疫病がおさまったらこの交響曲を演奏しようと心に決めました。その思いが、日本フィル、70周年、東京定期、小林先生のレパートリーなどと結びつき、特別な意味合いを帯びました」。
【公演情報】
日本フィルハーモニー交響楽団 第784回東京定期演奏会
日時:2026年10月16日(金) 19:00開演(18:20開場)
会場:サントリーホール 大ホール
指揮:山田和樹
ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング
曲目:
・間宮芳生:二重合奏協奏曲(日本フィル・シリーズ第16作)
・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 BB117
・チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》 ロ短調 op.74
※18:30より山田マエストロによるプレトーク「本日の聴きどころ」を実施
