90歳になったズービン・メータを迎え ミュンヘンの3つのオーケストラがコンサート
90歳になったズービン・メータを迎え ミュンヘンの3つのオーケストラがコンサート

2026年5月末から約1カ月間、今年4月に90歳になったズービン・メータを迎え、ミュンヘンの主要な3つのオーケストラがコンサートを行った。
5月30日、バイエルン州立管弦楽団(ナツィオナールテアター)がスタートを切った。プログラムは当初予定のマーラー「交響曲第3番」から、ブラームス「交響曲第4番」とシューベルト「交響曲第8番《ザ・グレイト》」に変更された。メータは健康上の理由により、予定されていた同歌劇場でのプッチーニ《トゥーランドット》指揮も降板した。
6月18日〜20日にはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(イザールフィルハーモニー)に登場。プログラムはモーツァルト「クラリネット協奏曲」とブルックナー「交響曲第9番」の予定から、ブルックナーのみチャイコフスキー「交響曲第5番」に変更された。
6月25日、26日にはバイエルン放送交響楽団(ヘラクレスザール)を指揮。メータ90歳とルドルフ・ブッフビンダー80歳を祝う特別コンサートで、ワーグナー「《リエンツィ》序曲」、ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」、チャイコフスキー「交響曲第4番」が演奏された。チャイコフスキーは当初R.シュトラウス《ツァラトゥストラはかく語りき》の予定だったが、オーケストラ側の事情により変更された。
6月6日上演のプッチーニ《トゥーランドット》(指揮:ヘンリク・ナナシ、演出:カルルス・パドリッサ、美術:ローランド・オルベーター、衣裳:チュ・ウロス)は、メータの降板後、ヘンリク・ナナシが指揮を担当。カラフ役はヨナス・カウフマン、トゥーランドット役はオルガ・マスロヴァ、リュー役はエルモネラ・ヤオが務めた。また、同歌劇場の次期音楽総監督にペトル・ポペルカが決定し、任期は2029/30年からとなる。
5月22、23日、山田和樹がバンベルク交響楽団(バンベルク・コンツェルトハレ)にデビュー。プログラムはベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」(ピアノ:マルティン・ヘルムヒェン)、ドビュッシー《おもちゃ箱》、ビゼー《子供の遊び》が演奏された。
ライン・ドイツ・オペラの次期音楽総監督にエヴァン・ロジスターが決定。2027/28シーズンから5年契約となる。また、デュッセルドルフの新劇場建築計画は財政難を理由に白紙撤回された。
