AI-assisted staging draws boos at the Richard Wagner festival in Germany - ABC News - Breaking News, Latest News and Videos
ドイツのバイロイト音楽祭、AIを活用した演出にブーイング
ドイツのバイロイトで開催される恒例のバイロイト音楽祭において、人工知能(AI)を用いた実験的な演出が行われ、観客の一部を困惑させる結果となり、ブーイングが起こった。
ベルリン発―ドイツ南東部の町バイロイトで開催される恒例のバイロイト音楽祭で、人工知能を用いた実験的な演出が行われ、観客の一部を困惑させる結果となり、ブーイングが起こった。
ドイツの通信社dpaによると、土曜夜の『神々の黄昏』の終演後、舞台に上がったキュレーターのマーカス・ロベスとそのチームは、観客からのブーイングと口笛で迎えられた。しかし、歌手や音楽家、特に指揮者のクリスティアン・ティーレマンに対しては温かい拍手が送られた。
音楽祭の主催者は公演に先立ち、今回が同イベントで初めてAIが舞台に参加する機会であり、「キャラクターとしてではなく、画像を生成する力として」関与すると述べていた。また、歌手たちは「光、質感、歴史、連想が渦巻く視覚的な宇宙の中の固定点となり、噴出し、絶えず変化し、互いに融合する投影に囲まれる」と説明していた。
AIを活用した投影には、過去のワーグナーの『指環』サイクル公演のシーンや歴史的なテーマが含まれており、ドルトムントの演劇・デジタルアカデミーのディレクターであるロベスとそのチームが事前に選定した画像が使用された。
dpaによると、この技術によって舞台上に投影されたコラージュは観客を困惑させた。その画像には、ヘルムート・コール元ドイツ首相、9.11同時多発テロ後の世界貿易センターの塔、1990年のドイツ再統一を記念した特別な切手などが含まれていた。
音楽祭のウェブサイトには、「画像や連想が決して静止することはないため、すべての公演がユニークなものになる」と記載されている。あと2回の公演が予定されている。