「二人だからこそ描ける響きがある」藤川有樹×岩間優希インタビュー~『藤川有樹×岩間優希 ピアノ・デュオコンサート』8/16(日)開催
「二人だからこそ描ける響きがある」藤川有樹×岩間優希インタビュー~『藤川有樹×岩間優希 ピアノ・デュオコンサート』8/16(日)開催
2026年8月16日(日)、浜離宮朝日ホールにて『藤川有樹 × 岩間優希 ピアノ・デュオコンサート ― 響きあう二人。ひとつの音楽』が開催される。プログラムは、ツファスマン《ジャズ組曲》、モーツァルト《2台のピアノのためのソナタ K.448》、藤川有樹編曲によるシューベルト《死と乙女》の三作品で構成される。
二人の出会いはYouTubeチャンネルでの二台ピアノ演奏収録だった。初共演から信頼を築き、演奏会や連弾を重ねてきた。藤川は岩間の音を聴く姿勢を評価し、岩間は作曲・編曲も手掛ける藤川の視点から多くの学びを得ていると語る。また、岩間の初リサイタル時に藤川が舞台裏で支えたエピソードなど、深い信頼関係が演奏にも表れている。
今回のプログラムについて、ツファスマン《ジャズ組曲》は二人が最初に演奏した作品であり、ソビエトジャズの抒情性が魅力。モーツァルト《2台のピアノのためのソナタ K.448》は、藤川が岩間のキャリアを見据えて選曲し、二人でカデンツァを新たに創作した。最も注目されるのは、藤川が編曲したシューベルト《弦楽四重奏第14番「死と乙女」》の二台ピアノ版である。エルサレム・カルテットの演奏に衝撃を受けた藤川が、ピアノ一台では表現しきれない低音や厚みを追求し、約3週間で編曲を完成させた。岩間は、弦楽四重奏の構造を理解する上でこの編曲への挑戦が貴重な経験になっていると述べる。
藤川は「なぜこの音なのか」を問い続ける自身の音楽哲学を語り、二台ピアノの魅力について、互いの技術を最大限に発揮し、一人では描けない豊かな響きや緊張感を生み出せる点にあると説明した。最後に二人は、バラエティ豊かなプログラムと、年齢や考え方の異なる二人だからこそ生まれる音楽を楽しんでほしいとメッセージを寄せた。

