ファビオ・ルイージ指揮 NHK交響楽団 第2069回 定期公演 Aプログラム - 毎日クラシックナビ
ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団がフランツ・シュミットのオラトリオ「7つの封印の書」で創立100周年記念シーズンを開幕
NHK交響楽団の創立100年を記念したシーズンの幕開けとなる9月定期公演Aプログラムにて、フランツ・シュミットのオラトリオ「7つの封印の書」が演奏された。指揮は首席指揮者のファビオ・ルイージが務めた。
「7つの封印の書」はシュミットの最晩年の作品で、新約聖書の「ヨハネの黙示録」をテキストとし、3管編成のフル・オーケストラ、6人の独唱歌手、合唱、パイプオルガンを要する演奏時間約110分の大作である。日本での演奏は今回が6度目となる。
演奏は、ホルンによる「封印の書の動機」から始まり、ルイージは全曲を通じて響きの均衡を重視した音作りを展開した。シュミット特有の調性の揺らぎや多彩な表現手段に対し、ルイージは統一感を持たせた。ヨハネ役のテノール、ミヒャエル・ラウレンツは長丁場のパートを歌い上げ、神の声役のバス、ダーヴィト・シュテフェンスはオルガン演奏台から美声を響かせた。また、日本人歌手4名と新国立劇場合唱団も公演を支えた。ルイージは第2部終盤まで最強音を封印し、最後にエネルギーを解放して輝かしく全曲を締めくくった。会場にはロレンツォ・ヴィオッティの姿もあった。
公演データ:
NHK交響楽団 第2069回定期公演Aプログラム
9月12日(土)18:00、9月13日(日)14:00 NHKホール
指揮:ファビオ・ルイージ
ヨハネ(テノール):ミヒャエル・ラウレンツ
神の声(バス):ダーヴィト・シュテフェンス
ソプラノ:迫田 美帆
メゾ・ソプラノ:藤井 麻美
テノール:伊藤 達人
バス:加藤 宏隆
パイプオルガン:新山 恵理
合唱:新国立劇場合唱団
合唱指揮:冨平 恭平
管弦楽:NHK交響楽団
コンサートマスター:長原 幸太
プログラム:フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」(日本語字幕付き)


