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🇯🇵 日本ピアノレコ芸ONLINE · 2026年5月10日 11:01 · レビュー· 約1分で読めます

川口成彦の「心の旅」〜3台のフォルテピアノで綴る、ベートーヴェンへの私的オマージュ

川口成彦の「心の旅」〜3台のフォルテピアノで綴る、ベートーヴェンへの私的オマージュ

日本語要約
フォルテピアノ奏者・川口成彦によるベートーヴェン作品集のレビュー。没後200年を控え、大作ではなくあえて小品や編曲作品に焦点を当てた本作は、3台の歴史的楽器(ローゼンベルガー、クレメンティ、グラーフ)を使い分け、作曲家の人間味や親密な情趣を浮き彫りにしている。楽器との対話から生まれる演奏の愉楽と、巧みな構成により、ベートーヴェンの身近な魅力を再発見できる一枚である。
全文(日本語)

ベートーヴェン没後200周年を前に、川口成彦は多彩なキャラクター・ピースを「心の旅」として織りなし、3台のフォルテピアノで息づかせた。初期から後期にわたる諸作に加え、他者による編曲や補作も交えたカレイドスコープのような選曲となっている。

録音はイギリスのケント州で行われ、1795年頃製のローゼンベルガー、1825年頃のクレメンティ、26年頃のグラーフという3台のオリジナル楽器を使用。楽器の特性を活かした3部構成で、作曲家の人間性と川口の親密な情趣が調性的な関連とともに巧みに結ばれている。

音楽評論家の青澤隆明は、川口の演奏の魅力を「楽器を弾く喜びに溢れていること」と評する。キャラクター・ピースを選んだことで、ベートーヴェンの創作における人懐こい魅力や直截な表情が素朴に映し出され、親密な対話が聴き手に伝わる作品となっている。

▼関連キーワード解説 (1)
川口成彦人物・団体Wikipedia ↗

川口 成彦 は、日本のピアノ、フォルテピアノ、チェンバロ奏者。岩手県盛岡市出身、神奈川県横浜市育ち。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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