笛田博昭がマンリーコ役で魅せる!――全国共同制作オペラ《イル・トロヴァトーレ》で歌い上げる愛と情念
テノール歌手・笛田博昭が語る全国共同制作オペラ《イル・トロヴァトーレ》の魅力とマンリーコ役への情熱

日本語要約
「日本のデル・モナコ」と称されるテノール歌手・笛田博昭が、2026年度全国共同制作オペラ《イル・トロヴァトーレ》でマンリーコ役を演じる。ヴェルディの重厚な音楽と、日本人の感覚とは異なる情念やエネルギーの表現について、自身の役作りや作品の聴きどころを語った。本作は10月から11月にかけて金沢、枚方、東京、新潟の4都市で上演される。
全文(日本語)
「日本のデル・モナコ」との呼び声が高いテノール歌手・笛田博昭は、輝かしく開放的な美声とスタミナを武器に活躍している。近年はヴェルディの中期から後期の重い役柄に情熱を注いでおり、昨年2月の大阪交響楽団との《運命の力》ドン・アルヴァーロ役に続き、この秋は全国共同制作オペラ《イル・トロヴァトーレ》(新制作)でマンリーコ役を歌う。
笛田はマンリーコ役について、ヴェルディの悲劇的なヒーローであり、アリア〈見よ、恐ろしい炎〉などでエネルギーが爆発する重要な役どころであると語る。また、本作はアズチェーナがドラマを牽引する作品であり、憎悪や復讐といった日本人の感覚とは異なる感情表現が求められると指摘。自身は役柄の人物像を捉えることで、違和感なくその役に入り込むことができるという。
演出の髙岸未朝は、物語の説明よりも場面ごとの人間関係を感じることを重視しており、笛田も音楽やドラマのエネルギーをダイレクトに感じて楽しんでほしいと述べている。
2026年度全国共同制作オペラ《イル・トロヴァトーレ》は、10月18日に金沢歌劇座、11月8日に枚方市総合文化芸術センター、11月21日に東京芸術劇場 コンサートホール、11月29日に新潟県民会館にて上演される。指揮は飯坂純(石川、大阪、新潟)と熊倉優(東京)が務め、管弦楽は各地域のオーケストラが担当する。出演者は笛田博昭のほか、佐藤康子、木下美穂子、清水華澄、谷口睦美、青山貴、大西宇宙、三戸大久、田中大揮、梨谷桃子、中井亮一らが名を連ねる。
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