【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第3番 これを聴かなきゃはじまらない!
【必聴名盤20】ブラームス:交響曲第3番 これを聴かなきゃはじまらない!

特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」のアーカイブ第4回配信として、交響曲第3番の必聴名盤20選を紹介する。選・コメントは音楽学・音楽評論の中村孝義氏による(旧『レコード芸術』2019年3月号からの再掲)。
【規範となる優れた演奏】
・カラヤン指揮ウィーン・フィル(1961年):作品の美しさを明らかにした規範的な演奏。憧憬感と抒情的美しさ、劇的高揚感をあますところなく引き出している。
・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル(1949年):即興的性格と自在なテンポ、生命感に満ちた名演。
・セル指揮クリーヴランド管弦楽団(1964年):緻密な合奏による美しい造形と、豊かな情感・精神的充実を両立。
・ワルター指揮コロンビア交響楽団(1960年):晩年のワルターが到達した慈愛と晴朗な味わいが作品の本質を捉えている。
・モントゥー指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1960年):正統的で堂々とした造形と、慈愛に満ちた情感が特徴。
【必聴名盤アラカルト15】
・クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィル(1958年):独特な表現と遅いテンポによる味わい深い演奏。
・テンシュテット指揮ロンドン・フィル(1983年):激しい情熱が燃える堂々とした演奏。
・ジュリーニ指揮ウィーン・フィル(1990年):大きな構築力と豊かな歌心による感動的な音楽。
・コリン・デイヴィス指揮バイエルン放送交響楽団(1988年):オーソドックスで充実した解釈。
・ティーレマン指揮ドレスデン国立管弦楽団(2012年):堂々として懐の深い表現。
・ケンペ指揮ベルリン・フィル(1960年):バランスのとれた過不足のない演奏。
・スウィトナー指揮ベルリン国立管弦楽団(1985年):しなやかさと剛毅さを併せ持つ演奏。
・パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィル(2016年):明晰で鮮烈な21世紀の解釈。
・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル(1981年):激しい情熱と美しい音色が調和した充実の演奏。
・トスカニーニ指揮フィルハーモニア管弦楽団(1952年):燃焼度と完成度の高い解釈。
・カラヤン指揮ベルリン・フィル(1988年):円熟度の高い緻密な演奏。
・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団(1957年):豊かな情感と壮大さを併せ持つロマン派の演奏。
・ヨッフム指揮ロンドン・フィル(1976年):正攻法で精神性の高い快演。
・バルビローリ指揮ウィーン・フィル:馥郁としたロマンが特徴。