サントリーホール ARKクラシックス [公演5] ARK SOLOISTS 3 清水和音 ショパン・コレクション
ピアニストの清水和音がサントリーホール ARKクラシックスでオール・ショパン・プログラムを披露

10月2日から6日まで行われている今年のサントリーホールARKクラシックスにおいて、10月4日にピアニストの清水和音が出演し、オール・ショパン・プログラムを披露した。
リサイタルでは、ショパンが作曲した4曲の即興曲のうち第1番から第3番が取り上げられた。第1番(変イ長調)の中間部では詩的な抒情性が発揮され、第2番(嬰ヘ長調)では硬質なタッチによる弾力あるリズムや繊細なペダリングによるサウンドとともに主題の変奏が描かれた。
続いて演奏された「3つのノクターン」Op.15からは2曲が取り上げられ、第4番(ヘ長調)では夢想的な主部とうねるような中間部のコントラストが際立ち、第5番(嬰ヘ長調)では中間部の複雑な構造が丁寧に表現された。
「バラード 第1番」では、深い内省と迫力の対比を活かした明晰な演奏が展開された。「3つのワルツ」Op.64(第6番から第8番)では、「小犬のワルツ」である第6番(変ニ長調)の軽快なモティーフと典雅な中間部の旋律、第7番(嬰ハ短調)の情感や優美さの中のメランコリーが表現された。
プログラムの最後には「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」が演奏され、「アンダンテ・スピアナート」の慈しむようなゆったりとした演奏から、躍動感と厚みのある響きを持つ「ポロネーズ」へと続き、圧倒的なクライマックスを形成して締めくくられた。
【公演データ】
サントリーホール ARKクラシックス [公演5]
ARK SOLOISTS 3 清水和音 ショパン・コレクション
日時:10月4日(日) 13:00
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
ピアノ:清水和音
プログラム:
ショパン:即興曲第1番 変イ長調 Op.29
ショパン:即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op.36
ショパン:即興曲第3番 変ト長調 Op.51
ショパン:ノクターン第4番 ヘ長調 Op.15-1
ショパン:ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
ショパン:バラード第1番 ト短調 Op.23
ショパン:ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1 「小犬のワルツ」
ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2
ショパン:ワルツ第8番 変イ長調 Op.64-3
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
アンコール:
ショパン:英雄ポロネーズ



