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🇫🇷 フランスオーケストラレコ芸ONLINE · 2026年8月28日 10:01 · レビュー· 約1分で読めます

名盤の外側でたどるシャルル・ミュンシュ④

シャルル・ミュンシュの晩年とパリ管弦楽団の創設、および関連録音の再評価

日本語要約
平野貴俊による連載「名演奏家再批評」第8弾の第4回。1967年に創設されたパリ管弦楽団の初代音楽監督シャルル・ミュンシュの活動と、その死に至る経緯を振り返る。また、晩年の録音であるオネゲル、ラヴェル、シベリウス、ブラームス等の演奏を通じ、ミュンシュの音楽性の深淵に迫る。
全文(日本語)

金曜連載「名演奏家再批評」の第8弾として、平野貴俊がシャルル・ミュンシュの「名盤」の外側にある逸話や録音を論じる全4回の最終回。

1960年代半ば、フランスの音楽文化の威光低下を懸念した文化大臣マルローと音楽行政改革を委ねられたマルセル・ランドウスキにより、パリ音楽院演奏協会管弦楽団を一新する形でパリ管弦楽団が創設された。ミュンシュを音楽監督に迎え、常任指揮者にセルジュ・ボド、アシスタントにジャン=ピエール・ジャキヤ、コンサートマスターにルーベン・ヨルダノフを据えた同楽団は、1967年11月14日にシャンゼリゼ劇場で初の演奏会を行った。プログラムはベルリオーズ《幻想交響曲》、ストラヴィンスキー《レクイエム・カンティクルズ》、ドビュッシー《海》。ミュンシュとパリ管の共演は、彼の突然の死により32回に留まった。

1968年の最後のスタジオ録音であるラヴェル《ピアノ協奏曲》第2楽章では、ニコル・アンリオ=シュヴァイツァーの旋律とオーケストラの親密な共演が聴かれる。ミュンシュは1968年のアメリカ・ツアー中、リッチモンドにて11月6日未明に心臓発作で死去した。その後、パリ管はカラヤンやバレンボイムが指揮し、ボストン交響楽団では小澤征爾が音楽監督に就任した。

晩年の録音として、ボストン交響楽団とのシベリウス《交響曲第7番》、フランス国立管弦楽団とのブラームス《交響曲第2番》、シューマン《交響曲第4番》、オネゲル《交響曲第4番「バーゼルの喜び」》などが挙げられる。これらはミュンシュの「爆演」というイメージとは異なる、しなやかで深遠な音楽世界を示している。

関連キーワード解説 (3)
シャルル・ミュンシュ人物・団体Wikipedia ↗

シャルル・ミュンシュ は、当時ドイツ帝国領であったアルザス地方ストラスブールに生まれ、のちフランスに帰化した指揮者。

マルセル・ランドウスキ人物・団体Wikipedia ↗

マルセル・ランドスキ は、フランスの作曲家。

セルジュ・ボド人物・団体Wikipedia ↗

セルジュ・ボド は、フランスの指揮者・作曲家。ボードとも表記される。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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