「何回やっても、また振り返ってしまう」鈴木優人が三度目の『オルフェオ』へ――BCJと描く、愛と音楽の物語 - エンタメ特化型情報メディア スパイス
鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパン、2026年11月にグルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』を演奏会形式で上演へ
2026年11月、鈴木優人プロデュース/バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)オペラシリーズ Vol.4として、グルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』が名古屋・しらかわホールと東京オペラシティ コンサートホールで上演される。全3幕の演奏会形式で、イタリア語上演・日本語字幕付きとなる。
配役は、オルフェオ役にカウンターテナーのティム・ミード、エウリディーチェ役にソプラノのハナ・ブラシコヴァ、愛の神アモーレ役にソプラノのジョネ・マルティネス。鈴木優人の指揮のもと、BCJの合唱とピリオド楽器による管弦楽が演奏を務める。
鈴木優人が『オルフェオ』を手がけるのは今回で3度目となる。最初の出会いは森鷗外生誕150周年を記念した2012年の公演で、長岡京室内アンサンブルを指揮した。2度目は2022年、新国立劇場にて勅使川原三郎の演出・振付・美術による舞台を指揮している。今回はBCJとともにオリジナル楽器で臨む初めての上演となる。
鈴木は、「振り返ってはならない」という物語が人間の衝動や弱さに突きつける普遍的なテーマや神話の文学的魅力に惹かれていると語る。また、演奏会形式とすることで、舞台装置に目を奪われることなく音楽そのものや作曲家の意図にフォーカスし、歌手の声、オーケストラ、合唱によって物語が立ち上がる過程を間近に感じられるとしている。
作品には有名な「精霊の踊り」やオルフェオのアリア「エウリディーチェを失って」が含まれ、全編にわたる緊張感や、物語を能動的に動かすBCJ合唱団の存在、ソリストとBCJが一体となったアンサンブルも見どころとなる。
さらにこの公演は、BCJが2027年のベートーヴェン没後200年に向けて進めている「ベートーヴェンへの道」シリーズの番外編としても位置づけられている。グルックのオペラ作品がベートーヴェンに多大な影響を与えたことから、バッハからグルックを経てベートーヴェンへと至る歴史のつながりを確認する重要な公演とされる。
【公演情報】
グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』(全3幕/演奏会形式/イタリア語上演・日本語字幕付)
指揮:鈴木優人
オルフェオ:ティム・ミード(カウンターテナー)
エウリディーチェ:ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
アモーレ:ジョネ・マルティネス(ソプラノ)
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
名古屋公演:
2026年11月21日(土)15:00開演(14:15開場)
しらかわホール
料金:SS席19,000円/S席16,000円/A席13,000円/B席10,000円
東京公演:
2026年11月23日(月・祝)15:00開演(14:15開場)
東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
料金:SS席21,000円/S席18,000円/A席15,000円/B席12,000円/C席9,000円/D席6,000円/E席4,000円