紀尾井ホール室内管で「カルメン」を指揮するピエール・デュムソー…歌手1人、自ら選曲したユニークな構成(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
指揮者のピエール・デュムソーが紀尾井ホール室内管弦楽団に客演し、ビゼーの歌劇「カルメン」抜粋などを指揮へ
オペラとコンサートの両方で活躍するフランスの気鋭の指揮者ピエール・デュムソーが来日し、11月14日午後2時から東京オペラシティコンサートホール(東京・初台)で、ビゼーの名作歌劇「カルメン」から自ら選んだ楽曲などを指揮する。オーケストラは2度目の客演となる紀尾井ホール室内管弦楽団である。
1990年生まれのデュムソーは、オペラやバレエを指揮して頭角を現し、パリ・オペラ座やベルリン州立歌劇場など欧州の一流歌劇場でデビューを飾っている。日本では2024年に同室内管でビゼーの組曲「アルルの女」を振って好評を得た。
デュムソーは「舞台上で指揮するコンサートは(舞台下のピットで指揮する)オペラと比べて、より時間をかけて音楽に専念し、細部を仕上げていくことができる」とそのメリットを語る。
プログラム後半のメインとなる「カルメン」は、最初に指揮したオペラであるため思い入れがあるという。今回の抜粋は、欧州で活躍する若手のメゾソプラノ、エヴァ・ザイチクを独唱に迎え、主要なアリアをすべて網羅する豪華版となっている。デュムソーは「二重唱や合唱の部分をオーケストラが演奏するユニークな構成で物語をつなげた」と自信を見せており、演奏時間は約1時間である。
前半にはフランス近代の作曲家であるイベールの「室内管弦楽のためのディベルティスマン」と、プーランクの「シンフォニエッタ」を取り上げる。デュムソーは「大作曲家のドビュッシーやラベルの陰に隠れていますが、2人とも重要な作曲家。小編成オーケストラの透明な響きや美しいハーモニーを楽しんでほしい」と語っている。
また、指揮者は舞台の中央で注目を浴びる存在だが、「コンサートの中心はあくまで作曲家とその作品。演奏家は音楽を聴衆に届ける存在」と述べている。


