巨匠オーギュスタン・デュメイ ブラームスのヴァイオリン協奏曲と歩んできた道を語る
オーギュスタン・デュメイがブラームスのヴァイオリン協奏曲初録音アルバムをリリースし、作品への想いや来日公演を語る

フランスのヴァイオリニスト、オーギュスタン・デュメイが2026年10月28日に最新アルバム『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ホルン三重奏曲』をリリースした。ブラームスは彼の音楽人生の中心にあったが、ヴァイオリン協奏曲の録音は今回が自身初となる。
デュメイは10歳でブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾き始め、13歳の時に第3楽章を弾いてパリ音楽院を卒業した。これまで録音してこなかった理由について、作品の偉大さに対するリスペクトゆえであり、演奏するたびに発見があり解釈が変化してきたことを挙げている。今回は旧友である指揮者エリアフ・インバルおよびフィルハーモニア管弦楽団と共演できたことで機が熟し、録音に至ったと語る。
また、自身が指揮者として活動することで作品を別の視点から理解でき、ヴァイオリン協奏曲の交響的な側面をより深く理解できるようになったことや、ダニエル・ハーディングやロビン・ティチアーティといった若い世代の指揮者との共演による刺激についても触れた。
ホルン三重奏曲ではダヴィド・ゲリエ(ホルン)およびフランク・ブラレイ(ピアノ)と共演。ゲリエについて、バイエルン放送響やフランス国立管の首席ホルン奏者を経てベルリン・フィルの首席トランペット奏者を務め、ピアノや歌、ヴァイオリンもこなす稀有な天才であると称賛した。
11月の来日では、ピアニストの上田晴子とシューマン、シューベルト、ドビュッシー、ラヴェルを取り上げるリサイタルを行うほか、名誉指揮者を務める関西フィルハーモニー管弦楽団と共演する予定である。
【CD情報】
『ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ホルン三重奏曲』
収録曲:
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77(録音:2025年1月6~8日、ロンドン・ブラックヒース・ホール/共演:エリアフ・インバル指揮フィルハーモニア管弦楽団)
・ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40(録音:2025年10月、ベルリン・テルデックス・スタジオ/共演:ダヴィド・ゲリエ、フランク・ブラレイ)
品番:WPCS-13897(SACDハイブリッド、3,410円)
【公演情報】
・オーギュスタン・デュメイ ヴァイオリン・リサイタル
11月24日(火)14時 武蔵野市民文化会館 小ホール
11月29日(日)18時30分 浜離宮朝日ホール
・関西フィルハーモニー管弦楽団第369回定期演奏会
11月28日(土)14時 ザ・シンフォニーホール

