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🇯🇵 日本現代音楽ぶらあぼ · 2026年6月9日 14:01 · インタビュー· 約1分で読めます

コンポージアム特別対談[イェルク・ヴィトマンを語る] 沼野雄司 × 小室敬幸|前編

コンポージアム特別対談[イェルク・ヴィトマンを語る] 沼野雄司 × 小室敬幸|前編

日本語要約
東京オペラシティの現代音楽企画「コンポージアム」で特集される作曲家・指揮者・クラリネット奏者のイェルク・ヴィトマンについて、音楽学者の沼野雄司と音楽ライターの小室敬幸が対談。ヴィトマンの演奏家としての実力や、ポピュラー音楽の感覚を取り入れた作曲スタイル、影響を受けた音楽について語り合う。
全文(日本語)

今年の「東京オペラシティの同時代音楽企画『コンポージアム』」は、クラリネット奏者、作曲家、指揮者として活躍するイェルク・ヴィトマンを特集する。7月9日の公演では、日本初演の《バビロン組曲》を含む3つの管弦楽作品がヴィトマン自身の指揮で披露される。これに先立ち、音楽学者の沼野雄司と音楽ライターの小室敬幸がヴィトマンの音楽性について対談を行った。

沼野は、ヴィトマンの無伴奏クラリネット・リサイタルを聴いてその演奏能力に感銘を受けたと語る。小室は、ヴィトマンが2018年のサントリーホール・サマーフェスティバルでテーマ作曲家を務めた際、演奏家としての圧倒的な実力を示したことに触れた。また、沼野はヴィトマンのヴァイオリン作品《エチュード第1巻》を高く評価し、小室はヴィトマンとカルテット・アマービレによるウェーバーのクラリネット五重奏曲の演奏から、彼の音楽的アイディアのユニークさを指摘した。

ヴィトマンの作曲スタイルについて、沼野は彼がポピュラー音楽の枠組みからクラシック音楽を見ていると分析。小室も、初期作品《1分間に180拍》のタイトルにBPMという用語が使われている点などを挙げ、その感覚がポピュラー音楽に近いと同意した。

また、ヴィトマンが青少年期に影響を受けた音楽として、ブーレーズの《二重の影の対話》や《レポン》、スティングの楽曲、マイルス・デイヴィスのアルバム『デコイ』などが挙げられた。小室は、マイルスの音楽におけるシンセサイザーの導入とヴィトマンの音楽的アプローチの共通性について考察した。

なお、東京オペラシティでは2026年7月に「コンポージアム2026」として、ヴィトマンのトークセッション、作品演奏会、武満徹作曲賞本選演奏会が予定されている。

▼関連キーワード解説 (4)
イェルク・ヴィトマン人物・団体Wikipedia ↗

イェルク・ヴィトマン はドイツの現代音楽の作曲家。クラシック音楽他のクラリネット奏者あるいは指揮者でもある。武満徹作曲賞の2026年度審査員を務めることが決まっている。

沼野雄司人物・団体Wikipedia ↗

沼野 雄司 は、日本の音楽学者、現代音楽研究家。

小室敬幸人物・団体Wikipedia ↗

小室 敬幸 は、日本のフリーランス音楽家。音楽ライター・大学教員・ラジオDJ・映画音楽評論家として活動する。

カルテット・アマービレ人物・団体Wikipedia ↗

カルテット・アマービレ は、日本の弦楽四重奏団。2016年(平成28年)にミュンヘン国際音楽コンクールで第3位となり、同時にコンクール委嘱作品の最優秀解釈賞である特別賞も受賞。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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