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🇯🇵 日本ピアノSPICE クラシック · 2026年6月1日 11:01 · インタビュー· 約1分で読めます

ピアニスト五十嵐薫子、「彼方からの声と、応える声」テーマにリサイタルシリーズをスタート その想いとは

ピアニスト五十嵐薫子、「彼方からの声と、応える声」テーマにリサイタルシリーズをスタート その想いとは

日本語要約
2022年ジュネーヴ国際コンクール第3位のピアニスト・五十嵐薫子が、新リサイタルシリーズを開始する。テーマは「彼方からの声と、応える声」。第1回はバッハ、ラヴェル、ショパン、ムソルグスキーを取り上げ、作曲家の「声」や「死」を巡る対話を試みる。今後2年目は「踊り」、3年目はベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア・ソナタ」を予定している。
全文(日本語)

2022年のジュネーヴ国際コンクールで第3位に入賞した五十嵐薫子が、ソロ・リサイタルのシリーズをスタートさせる。近年は室内楽での演奏が多かったが、その経験をソロに還元したいと意欲を見せる。

シリーズのテーマは「彼方からの声と、応える声」。五十嵐はジュネーヴ・コンクールで自身が書いたプログラムノートで「声」をテーマにしており、ピアノを自身の「声」を解放する場と捉えている。作曲家が持つ「声」、それを聴く聴衆の感動、そして演奏者との対話がこのシリーズの軸となる。

第1回で取り上げる4曲は世界観が異なる。バッハは複数の旋律の対話であり、ソロの基本として選曲。ラヴェル、ショパン、ムソルグスキーの3曲には「死」という共通点があり、近しい人の死に影響を受けた作曲家たちの「声」がどう応答し合うかを問う。特にムソルグスキーの『展覧会の絵』については、多様な音楽にどう一貫性を持たせるか、ハルトマンとムソルグスキーという2つの視点をどう扱うか試行錯誤している。

今後の構想として、2年目は「踊り」、3年目はベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア・ソナタ」を予定している。五十嵐は学生時代のノートにあった「芸術はあの世に行って、帰ってくるものだ」という言葉や、シュヴァルツコプフの言葉を引用し、聴き手の人生観に影響を与えるような演奏を目指すとしている。

▼関連キーワード解説 (5)
ラヴェル人物・団体Wikipedia ↗

ジョゼフ・モーリス(モリス)・ラヴェル は、フランスの作曲家。『スペイン狂詩曲』やバレエ音楽『ダフニスとクロエ』『ボレロ』の作曲、『展覧会の絵』のオーケストレーションで知られる。

ショパン人物・団体Wikipedia ↗

フレデリック・フランソワ・ショパン は、ポーランド出身の、前期ロマン派音楽を代表する作曲家。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家としても有名だった。その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるようになった。様々な形式・美しい旋律・半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いていった。夜想曲やワルツなど、今でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られている。これらの情熱的かつダイナミックな曲はクラシックピアノを学ぶ者の憧れであり、大きな目標となっている。そのためピアノの演奏会において取り上げられることが多い作曲家の一人である。また、母国ポーランドへの強い愛国心からフランスの作曲家としての側面が強調されることは少ないが、父の出身地で主要な活躍地だった同国の音楽史に占める重要性も無視できない。

ムソルグスキー人物・団体Wikipedia ↗

モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキー は、ロシアの作曲家で、「ロシア五人組」の一人。「五人組」の中では、そのプロパガンダと民謡の伝統に忠実な姿勢をとり、ロシアの史実や現実生活を題材とした歌劇や諷刺歌曲を書いた。国民楽派の作曲家に分類され、歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』や管弦楽曲『禿山の一夜』、ピアノ組曲『展覧会の絵』などが代表作とされる。

ベートーヴェン人物・団体Wikipedia ↗

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン は、ドイツの作曲家、ピアニスト。音楽史において極めて重要な作曲家の一人であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆とされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えた。

シュヴァルツコプフ人物・団体Wikipedia ↗

デイム・オルガ・マリア・エリーザベト・フリーデリケ・レッグ=シュヴァルツコップ は、ドイツ-英国の声楽家(ソプラノ)。音楽教育者。特にドイツ・オーストリアの歌曲の第一人者であり、モーツァルト、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスなどのオペラやオペレッタにおける優れた歌唱でも知られる。現在でも数多くの重要な音楽評論家、指揮者、声楽家たちなどから、20世紀後半を代表するソプラノ歌手の一人として、重要性はマリア・カラスに匹敵するとみなされている。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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