トゥガン・ソヒエフがNHK交響楽団 音楽監督に就任へ 2028-29シーズンから
指揮者のトゥガン・ソヒエフが2028年9月よりNHK交響楽団の音楽監督に就任決定
トゥガン・ソヒエフが、2028年9月よりNHK交響楽団の音楽監督に就任することが発表された。
世界中の一流オーケストラに客演し、コンサートとオペラの両分野で国際的に活躍する指揮者トゥガン・ソヒエフは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ドレスデン国立管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団をはじめ、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座などにも数多く登場している。これまでにトゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督、ボリショイ劇場の音楽監督・首席指揮者、ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者・芸術監督を歴任。2026-27シーズンからスイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者・アーティスティック・アドバイザーも務めているほか、2027年1月にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の『ニューイヤーコンサート』を指揮することも決まっている。
ソヒエフが初めてN響のステージに立ったのは2008年10月で、ショスタコーヴィチの「交響曲第5番」などを演奏した。その後2013年11月に定期公演に初登場し、以降2016年(1月、10月)、2017年、2019年(1月、10月)、2023年、2024年、2025年、2026年1月と継続して共演を重ねてきた。約20年にわたる共演を通じて育まれてきた両者の深い音楽的信頼関係が、今回の就任へと結実したとされる。
契約は2028年9月から3年間となる。
【トゥガン・ソヒエフのコメント】
「2008年にNHK交響楽団の楽員の方々と初めて共演した際、確固たるアイデンティティと歴史の風格を併せもつオーケストラを前にしているのだと、すぐさま確信しました。もちろん当時の私には、楽団との先々の関係がどうなるのかは分かりませんでしたが、長年にわたり幾度も共演を重ねながら、このオーケストラの多様なレパートリーに対する優れた適応力と、傑出した実力を誇る楽員の方々が織りなす上質な演奏に、いつも強い感銘を受けてきました。楽団と私の関係が、ごく自然なかたちで深まってきたことを大変光栄に感じています。今は東京に到着するたびに、『この素晴らしい演奏家の方々と、望みうる最高の環境で心ゆくまで音楽作りに集中し没頭できる場所へ帰ってきた』という実感が湧いてきます。また、日本で過ごすひととき、そして素晴らしい聴衆の皆さまにお会いできる機会に恵まれ、この上なく大きな喜びを感じてもいます。NHK交響楽団と一緒に、音楽によって日本の方々の心を繋ぐことができる--それは私にとって、何よりもかけがえのない巡り合わせです。」