LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
♪
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇫🇷 フランスオーケストラOntomo · 2026年10月15日 12:02 · レビュー· 約2分で読めます

フィロペラ、第1回のコンサートを行う

パリ国立歌劇場管の若手有志による新楽団「フィロペラ」が第1回コンサートを開催、フィルハーモニー・ド・パリも開幕

日本語要約
パリ国立歌劇場管弦楽団の若手有志によって結成された新楽団「フィロペラ」が、9月6日にガルニエ宮でダニエル・ハーディング指揮のもと第1回コンサートを開催した。またフィルハーモニー・ド・パリではシーズン開幕行事「プレムス」が開催され、METオーケストラやパリ管弦楽団等が出演した。
全文(日本語)

9月6日、パリ国立オペラ・ガルニエ宮で「フィロペラ」(Philopéra)の第1回コンサートが開催された。「フィルハーモニック」と「オペラ」を重ねたこのオーケストラは、パリ国立歌劇場管弦楽団の若手有志が集まって誕生した。会場がフィルハーモニー・ド・パリやシャンゼリゼ劇場ではなかったのは、その2カ所の使用が数年前に決定される必要があるためである。

「フィロペラ」は1842年に創設されたウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の例にならい、歌劇場のメンバー自身が演奏曲目、指揮者、ソリストを選んで交響曲や室内楽の演奏活動を行う。団員が国家公務員として所属するパリ国立オペラからは独立した団体である。パリ国立オペラ総監督のアレクサンダー・ネーフと、マリエル・ラベック夫人を同伴した同音楽監督のセミヨン・ビシュコフの二人は新楽団の設立を支持し、満席となった当日の会場にも姿を見せた。

初回の指揮台にはダニエル・ハーディングが招かれ、シューベルト「交響曲第3番」とマーラー「交響曲第1番《巨人》」が演奏された。前半は小編成とガルニエ宮の残響の短さが影響したが、後半はマーラーを得意とするハーディングが、ゆったりとしたテンポによる抑制されたアプローチで均整の取れた曲を構築した。今シーズンの演奏会は1回のみだが、来シーズンからは年2回が予定され、将来的には外国公演や音楽祭への出演も視野に入っている。

一方、フィルハーモニー・ド・パリでは9月1日から10日までシーズン開幕の恒例行事「プレムス」が開催され、METオーケストラ、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団が参加した。

9月2日には、ヤニック・ネゼ=セガン指揮METオーケストラがメゾソプラノのジョイス・ディドナートを迎えてマーラーのプログラムを演奏した。前半は《リュッケルトによる5つの詩》(第5曲「私はこの世に忘れられ」など)、後半は「交響曲第4番」が披露され、アンコールとして《子供の不思議な角笛》より「原光」が演奏された。

9月9日には、パリ管音楽監督として最後のシーズンとなるクラウス・マケラがマーラー「交響曲第3番」を指揮した(メゾソプラノ:ヴィーベケ・レームクール)。マケラは抑制された指揮の動きでオーケストラを掌握し、長大な曲の全体を俯瞰した曲作りで観客を熱狂させた。

▼関連キーワード解説 (4)
パリ国立歌劇場管弦楽団人物・団体Wikipedia ↗

パリ国立歌劇場管弦楽団 は、フランスのパリに本拠を置くパリ国立オペラ の付属オーケストラ。かつては「パリ・オペラ座管弦楽団」とも呼ばれ、現在は「パリ・バスティーユ管弦楽団」 とも呼ばれる。

セミヨン・ビシュコフ人物・団体Wikipedia ↗

セミヨン・ビシュコフ は、ロシア出身の指揮者。妻はピアニストのマリエル・ラベック。

ダニエル・ハーディング人物・団体Wikipedia ↗

ダニエル・ハーディング は、イギリス・オックスフォード出身の指揮者、航空パイロット。

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団人物・団体Wikipedia ↗

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 は、オランダ・アムステルダムに本拠を置くオーケストラである。旧称はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
次に読むなら
フィロペラ の他の記事
🇳🇱 オランダオーケストラレビューMundoclasico10/2 09:32
クラウス・マケラがコンセルトヘボウ管弦楽団のシーズン開幕公演に登場、ベルリオーズとシューマンを指揮
En la Concertgebouw y con su Orquesta
クラウス・マケラはオスロ・フィルとの関係を早期終了し、2027年からシカゴ交響楽団とコンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任予定で、現在は指定指揮者として活動している。冬にはシカゴ響との欧州ツアーや、コンセルトヘボウ管とのスペインツアーを控えている。アムステルダムのコンセルトヘボウで行われたシーズン開幕公演では、ベルリオーズの『幻想交響曲』とシューマンの交響曲第1番『春』が演奏された。評者はベルナルド・ハイティンクの過去の演奏と比較しつつ、マケラの透明感やリズムの豊かさ、躍動的なアプローチを称賛している。
クラウス・マケラベルナルド・ハイティンクコンセルトヘボウ
🇺🇸 アメリカオーケストラニュースThe Violin Channel10/8 06:30
ロサンゼルス・フィルとパリ管弦楽団、エサ=ペッカ・サロネンと連携した新たな国際指揮フェローシップの創設を発表
Esa-Pekka Salonen Launches New International Conducting Fellowship
ロサンゼルス・フィルハーモニックとパリ管弦楽団は、エサ=ペッカ・サロネンとの連携による新しい国際指揮フェローシップの立ち上げを発表した。若手指揮者を対象とし、毎年2〜4名が選ばれ、各オーケストラで約6週間の指導や実務経験を受ける。応募締切は2026年10月29日。
エサ=ペッカ・サロネンダニエル・ハーディングウォルト・ディズニー・コンサートホール
🇪🇸 スペインピアノニュースBeckmesser10/7 08:32
ピアニストのベアトリーチェ・ラナがスケルツォ財団の「巨匠シリーズ」に出演し、バッハ、ドビュッシー、ショパンを演奏へ
Beatrice Rana recorre Bach, Debussy y Chopin en el Ciclo de Grandes Intérpretes de Scherzo
ピアニストのベアトリーチェ・ラナが、スケルツォ財団主催の「巨匠シリーズ」の一環として、10月9日金曜日にマドリードの国立音楽堂シンフォニーホールでリサイタルを行う。曲目はJ.S.バッハのフランス組曲第2番、ドビュッシーの練習曲集第1巻、そしてショパンの夜想曲2曲、バラード第2番、スケルツォ第3番が予定されている。
ベアトリーチェ・ラナバッハ国立音楽堂 シンフォニーホール
ピアニストのベアトリーチェ・ラナがスケルツォ財団の「巨匠シリーズ」に出演し、バッハ、ドビュッシー、ショパンを演奏へ
フィロペラ の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇩🇪 ドイツオーケストラニュースMundoclasico10/15 09:02
シュトゥットガルト室内管弦楽団とトーマス・ツェートマイアー、ベートーヴェン交響曲全曲演奏・録音プロジェクトを始動
Beethoven 3&5, Stuttgarter Kammerorchester, Thomas Zehetmair
シュトゥットガルト室内管弦楽団と首席指揮者トーマス・ツェートマイアーは、2027年のベートーヴェン没後200年に向け、交響曲全9曲を演奏し自主レーベルSKO recordsに録音するプロジェクトを進めている。第1弾(交響曲第3番・第5番)は10月2日に発売される。
ベートーヴェンシュトゥットガルト室内管弦楽団リーダーハレのベートーヴェン・ザール
🇺🇸 アメリカオーケストラレビューGoogle News EN 米オケ10/15 09:33
クラウス・マケラ指揮シカゴ交響楽団による色彩豊かな『ペトルーシュカ』などの公演レビュー
A prismatic Petrushka highlights Klaus Mäkelä’s vibrant Chicago program - Bachtrack
シカゴ・シンフォニー・センターでクラウス・マケラ指揮、シカゴ交響楽団による公演が行われ、ガブリエーリ、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ』、ウォルトンの『ベルシャザールの饗宴』などが演奏された。
クラウス・マケラトーマス・ハンプソンシカゴ・シンフォニー・センター
🇺🇸 アメリカオーケストラニュースGoogle News EN 米オケ210/15 10:03
サンフランシスコ交響楽団ユース・オーケストラとラドゥ・パポニウが2026-27シーズンに5公演を開催へ
SF Symphony Youth Orchestra and Wattis Foundation Music Director Radu Paponiu perform five concerts in the 2026–27 season. - Colin's Column
サンフランシスコ交響楽団ユース・オーケストラ(SFSYO)と音楽監督ラドゥ・パポニウは、2026–27シーズンにデイヴィス・シンフォニー・ホールで開幕する全5公演のラインナップを発表した。マイケル・ティルソン・トーマス作品や恒例の『ピーターと狼』、コンペティション勝者エネアス・ユウを迎える安倍圭子のマリンバ協奏曲、ガブリエラ・スミスらの作品を演奏する。12月には退院した小児患者とその家族向けの無料公開リハーサルも開催される。
サンフランシスコ交響楽団ユース・オーケストララドゥ・パポニウデイヴィス・シンフォニー・ホール
タグ
フィロペラパリ国立歌劇場管弦楽団アレクサンダー・ネーフマリエル・ラベックセミヨン・ビシュコフダニエル・ハーディングMETオーケストラロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団パリ管弦楽団ジョイス・ディドナートヤニック・ネゼ=セガンクラウス・マケラヴィーベケ・レームクールパリ国立オペラ・ガルニエ宮フィルハーモニー・ド・パリシャンゼリゼ劇場交響曲第3番交響曲第1番《巨人》リュッケルトによる5つの詩私はこの世に忘れられ交響曲第4番天上の生活子供の不思議な角笛原光
原文を読む → Ontomo
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る