日常から非日常へ。イマジネーション掻き立てられる“英雄の誕生”、ピアノリダクション版世界初演に喝采~上野耕平リサイタルレポート
日常から非日常へ。イマジネーション掻き立てられる“英雄の誕生”、ピアノリダクション版世界初演に喝采~上野耕平リサイタルレポート
日本語要約
2026年5月16日、浜離宮朝日ホールにてサクソフォン奏者・上野耕平とピアニスト・高橋優介によるリサイタルが開催された。プログラムにはムソルグスキー、リード、バックスの作品に加え、逢坂裕の「ソプラノサクソフォンとピアノのためのソナタ エクスタシス」や、同作曲家の「アルトサクソフォン協奏曲」ピアノリダクション版の世界初演が含まれた。作曲家立ち会いのもと行われた演奏会は、アンコールに山本菜摘の作品が演奏され幕を閉じた。
全文(日本語)
2026年5月16日(土)、東京の浜離宮朝日ホールでサクソフォン奏者の上野耕平によるリサイタルが開催された。ピアノ共演者は高橋優介。今回の演奏会のトピックは、2022年に上野自身によって初演された逢坂裕「アルトサクソフォン協奏曲」のピアノリダクション版世界初演である。
プログラム一曲目はムソルグスキーの歌劇『ホヴァンシチナ』から「モスクワ川の夜明け」(伊賀拓郎編曲版)。二曲目はアルフレッド・リード「アルトサクソフォンのためのバラード」。続いてアーノルド・バックス「ヴィオラ・ソナタ」が演奏された。
後半は逢坂裕の作品で構成された。一曲目は2019年初演の「ソプラノサクソフォンとピアノのためのソナタ エクスタシス」。続いて「アルトサクソフォン協奏曲 ピアノリダクション版」が世界初演された。このリダクション版は、逢坂自身によって約二年の歳月をかけて編まれた。演奏後、作曲家の逢坂裕がステージに登場し挨拶した。アンコールには山本菜摘による「Encore Piece」が演奏された。
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