台湾クラシック音楽の現在地 オーケストラ編①
台湾クラシック音楽の現在地 オーケストラ編①

日本語要約
2026年3月に台湾の主要オーケストラ4団体の公演を鑑賞した筆者が、演奏水準の向上と制度・文化の再編が進む台湾クラシック音楽界の現状を概観する。エバーグリーン交響楽団、国家交響楽団、台北市立交響楽団の公演を通じ、指揮者やソリストとの共演、楽団の運営体制、今後の展望について論じる。
全文(日本語)
2026年3月、筆者は台湾へ渡り、主要オーケストラとアーツセンターの公演を鑑賞した。昨今の台湾クラシック音楽界では、演奏水準の向上に加え、制度と文化をめぐる再編が進んでいる。
3月8日、エバーグリーン交響楽団(ESO)は、ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮、ブリン・ターフェル(Bs-Br)をソリストに迎え「2026台湾国際芸術節(TIFA)」の開幕公演を行った。ESOは民間企業系の楽団で、ズヴェーデンを駐団芸術家に迎えて以降、急速に変化している。ワーグナー作品等で強い推進力を見せた一方、SNS等では音量過多やバランスへの厳しい指摘も見られた。
3月9日、国家交響楽団(NSO)は、ネイディーン・シエラ(S)を迎え、呉曜宇の指揮で公演を行った。当初予定されていた指揮者の降板により急遽代役が立てられたが、トラブルを感じさせない成功を収めた。NSOは台湾で唯一4管編成を自前で備える楽団である。
3月11日、台北市立交響楽団(TSO)は、新首席指揮者アレクサンダー・リープライヒの就任後初の定期演奏会を行った。独奏にフランチェスカ・デゴ(vn)とゴーティエ・カプソン(vc)を迎え、リシャール・デュビュニョンの新作などを演奏した。TSOは台北市政府文化局に属する公立オーケストラであり、9月にはリープライヒ指揮でワーグナー《トリスタンとイゾルデ》の上演を予定している。
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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