On this day – the birth of Gustav Holst, and forthcoming release of ‘Sita’
グスターヴ・ホルスト生誕の日に寄せて、歌劇『シータ』の世界初録音がEM Recordsよりリリースへ
ベン・ホグウッド著
1874年のこの日、作曲家のグスターヴ・ホルストが誕生しました。ホルストは言わずもがな、多くの20世紀音楽コレクション(私自身のものも含めて!)で愛されている、まばゆく色彩豊かな管弦楽組曲『惑星』で広く知られています。しかし、この作品はその素晴らしさゆえに、旅によって形作られた東洋と西洋の音楽的思考を融合させたホルストの先鋭的な作品の数々を覆い隠してしまってきました。
ホルストの記念碑的作品の一つである歌劇『シータ』は、現在に至るまで録音という形で日の目を見ることすらありませんでした。しかし今、『シータ』は進取の気風に富んだEM Recordsレーベルから初のリリースを迎えようとしています。同レーベルのプレスリリースでは以下のように説明されています。
「ホルストのオペラの最高傑作であり、彼が作曲した最大規模の作品である『シータ』が、2024年まで出版も録音も、上演すらされていなかったということは、信じがたい事実です。
その状況は、ドイツのオペラ団体であるザールラント州立劇場が手稿の筆写と浄書、そして本作の上演という膨大な作業を引き受けたことによって一変しました。そして私たちEM Recordsは、同州立劇場との共同により制作された、この壮大で魅惑的な作品の世界初録音を発表できることを大変嬉しく、誇りに思っています。
『シータ』はホルストが1899年から1906年までの7年を費やして作曲したもので、ヒンドゥー教の叙事詩『ラーマーヤナ』に基づいた充実した全3幕のオペラです。魔王ラーヴァナによるシータの誘拐と、魔軍を打ち破り彼女を救出しようとするラーマとその弟ラクシュマナの英雄的な奮闘の劇的な物語が描かれます。ワーグナー、さらには時にヴェルディやマーラーの影響を見せつつも、本作にはホルスト特有の個性がはっきりと表れており、『惑星』を予感させる魅力的な要素も散見されます。計り知れない美しさ、痛切さ、優しさを備えた、深く感動的でスリリングなオペラです。
EM Recordsからの新しい2枚組セットには、全編の台本、エッセイ、作曲家の紹介、出演者の略歴が英語とドイツ語の両方で掲載された120ページの別冊ブックが付属します」
詳細(およびレビュー)は追ってArcanaで公開される予定です!
公開記事通番 3,023 – 2026年9月21日(月)