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🇯🇵 日本ピアノぶらあぼ · 2026年9月16日 19:31 · レビュー· 約1分で読めます

ショパンコンクール第3位 ズートン・ワン日本ツアー 東京公演レポート〜しなやかな技巧が導く豊かなカンタービレ

ピアニストのズートン・ワンが東京オペラシティ コンサートホールでリサイタルを開催

日本語要約
第19回ショパン国際ピアノコンクールで注目を集めたピアニスト、ズートン・ワンが2026年9月14日に東京オペラシティ コンサートホールでリサイタルを開催した。ショパンの夜想曲や即興曲、シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」、リスト(ブゾーニ編)の「フィガロの結婚」の主題による幻想曲などを演奏。自然な身体の使い方と深い歌心で、現代のヴィルトゥオーゾとしてのポテンシャルを示した。
全文(日本語)

第19回ショパン国際ピアノコンクールで注目を集めたピアニスト、ズートン・ワンのリサイタルが、2026年9月14日に東京オペラシティ コンサートホールで行われた。チケットは完売となった。

ワンの演奏の特徴は、肩や腕、指先に力みを感じさせない自然な身体の使い方にある。冒頭のショパン「夜想曲第3番」では、ゆったりとしたテンポの中で一音一音を丁寧に奏で、歌われる旋律と軽やかな装飾音で「歌うこと」を表現した。

シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」では、感情を過度に強調せず、作品全体を俯瞰する視点から構築。各曲の性格を描き分けつつ、舞曲としてのリズムの生命力を前面に押し出した。

後半のショパン「4つの即興曲」では、第1番で即興性を、第2番で行進曲的な性格と急速なパッセージのしなやかさを、第3番で多彩な音色を、第4番「幻想即興曲」では抒情的な歌い回しを披露した。

プログラムの最後は、リスト(ブゾーニ編)「モーツァルト《フィガロの結婚》の主題による幻想曲」。難曲でありながら、旋律の輪郭を失わず流れるように演奏し、超絶技巧を表現の手段として提示した。アンコールではショパン(リスト編曲)の歌曲2曲が演奏された。

本公演は、ズートン・ワンの構築力と深い歌心、自然な身体の使い方を余すところなく示す演奏会となった。

▼関連キーワード解説 (2)
ズートン・ワン人物・団体Wikipedia ↗

ズートン・ワン は、中国出身のピアニスト。

ダヴィッド同盟舞曲集作品Wikipedia ↗

『ダヴィッド同盟舞曲集』 作品6は、ロベルト・シューマンが1837年に作曲し、自費出版したピアノ曲集である。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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