18歳の韓国人ピアニストが1位=ジョルジュ・エネスク国際コンクール - 朝鮮日報
18歳の韓国人ピアニストのイ・ジョンウがジョルジュ・エネスク国際コンクールで優勝し特別賞含め6冠を達成
ピアニストのイ・ジョンウ(18)が19日(現地時間)、ルーマニアのブカレストで閉幕したジョルジュ・エネスク国際コンクールで優勝した。本紙の電話インタビューに対し、「これまであまり演奏してこなかった現代音楽からモーツァルトの協奏曲まで、短期間に準備する曲が多くて、容易ではありませんでした」「大会前は一日8~9時間練習したと思う」と語った。イ・ジョンウは優勝だけでなく、ルーマニアを代表する作曲家ジョルジュ・エネスクの作品における「最高解釈賞」や「現代音楽演奏賞」、「聴衆賞」、「未来のための演奏賞」、フランス・パリで演奏する機会が与えられる「エコール・コルトー賞」の5つの特別賞を含む6冠を獲得した。
同コンクールは、ルーマニア出身の作曲家・ヴァイオリニストのジョルジュ・エネスク(1881~1955年)をたたえて1958年に創設された。
イ・ジョンウは姉がピアノを習っていた影響で満6歳からピアノを始めた。2022年に韓国の錦湖英才コンサートでデビューし、2024年のドイツ・エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールで優勝した。ピアニストのシン・スジョン・ソウル大学名誉教授は「小さいころから感性が豊かで、非常に音楽的な子だった」と振り返っている。芸苑学校を卒業後、昨年アメリカのニューイングランド音楽院(NEC)に入学し、ペク・ヘソン教授に師事している。ペク・ヘソン教授は「中学1年生の時に初めて会ったが、その時から日々の音楽的成長が並外れていた。内向的で無口な方だが、ステージでは実力を爆発させる。一見、硬い石のように見えるが、内にはまばゆいばかりの宝石を持っている」「今回のコンクールでは、馴染みがない難曲が多かったのにもかかわらず、『練習の虫』である上に習得力が優れている」と評価した。
現在は鄭夢九財団の文化芸術奨学生でもあり、「ショパンの作品が好きで、小さいころは最高のショパン演奏家でピアニストのクリスティアン・ツィマーマン氏が好きだった。今は構造を明確に解釈する能力と音色を持つピアニストのアルフレート・ブレンデル氏が好きだ」と語っている。
ジョルジュ・エネスク国際コンクールは冷戦時代に東欧最高のコンクールとされ、韓国勢では過去にピアノのパク・ヨンミン(2020年)、ヴァイオリンのキム・ゲヒ(2016年)、チェロのホン・ウンソン(2014年)やハン・ジェミン(2022年)が優勝している。なお、今年のピアノ部門に先立ち13日に行われたヴァイオリン部門では、11歳のアメリカ人少年ヴァイオリニスト、ジェイデン・キングが優勝、聴衆賞、現代音楽特別賞を受賞した。