東京混声合唱団パートマスターが語る~「体が楽器、体が資本」歌声を支えるプロの仕事術
東京混声合唱団のパートマスター大沢結衣と小林音葉が語るプロの仕事術と健康管理

日本を代表するプロフェッショナル合唱団、東京混声合唱団(東混)のソプラノ・パートマスター大沢結衣と、アルト・パートマスター小林音葉が、プロの合唱団の舞台裏について語った。
東混は1956年の創設以来、年間150を超える公演を行い、オーケストラ共演、オペラ、学校公演、レコーディングなど幅広い活動を展開している。パートマスターの主な役割は、パート内の人事やソリストの選定、声部の割り振り、団員のケアである。団内には練習時間を管理するインスペクターや衣装担当などの役職も存在する。
プロの合唱団員には、限られたリハーサル時間で楽譜から情報を読み取る能力や、指揮者の抽象的な指示を音色に翻訳する「引き出し」が求められる。オーディションにおいても、既存メンバーとの調和に加え、多様なジャンルや歌い方に対応できる柔軟性が重視される。
また、体が楽器であるプロとして、健康管理は不可欠である。腹筋などの筋力トレーニング以上に、呼吸のための筋肉の柔軟性や、喉に影響を与える食事への配慮、入浴による疲労回復などが重要視されている。団員同士で健康法や情報を共有し、常に最良のコンディションを保つ努力が続けられている。
なお、記事内では以下の公演情報が紹介されている。
【東京混声合唱団 住友生命いずみホール定期演奏会 No.31】
日時:2026年9月26日
会場:住友生命いずみホール
出演:相澤直人(指揮)、渡辺研一郎(ピアノ)
曲目:信長貴富《闇のなかの灯》、上田真樹《メロディーズ・イン・ラヴェル》、相澤直人《春がすみの向こふに》(初演)、土田豊貴《どんな鳥も…》、相澤直人《ぜんぶ》、《合唱デザインー音楽が生まれる場所ー》(新作委嘱初演)
【特別演奏会 東混オールスターズ ~田中信昭メモリアル~】
日時:2026年10月23日
会場:東京芸術劇場 コンサートホール
出演:山田和樹、水戸博之、松原千振、大谷研二、髙谷光信、山田茂(指揮)、首藤健太郎(ピアノ)
曲目:ラフマニノフ《ピアノ協奏曲第4番》第2楽章(合唱版初演)、北爪道夫《ことばの旅・Ⅰ》、芥川也寸志《お天道様・ねこ・プラタナス・ぼく》、ペンデレツキ《Agnus Dei》、ビラシュ《息子よ、鴨が飛んでいる》(編曲初演)、ウクライナ伝承歌《鶴》(編曲初演)、武満徹《風の馬》より