[必聴名盤20] ブラームス:交響曲第1番 これを聴かなきゃはじまらない!
[必聴名盤20] ブラームス:交響曲第1番 これを聴かなきゃはじまらない!

特別企画シリーズ「ブラームス 4つの交響曲」の一環として、1876年11月4日の交響曲第1番初演から150年を迎えることを記念し、同曲の必聴名盤20選を紹介する。選・コメントはライターの山野雄大氏が担当。
【特に聴くべき5つの名盤】
1. パーヴォ・ヤルヴィ=ドイツ・カンマーpo(2016年録音):ピリオド・アプローチを取り入れ、高い自発性と明晰な美音、推進力に満ちた新時代の金字塔。
2. クルト・ザンデルリング=ベルリンso(1990年録音):厳格なテンポと精密なバランス、情熱を抑えつつも終楽章で燃え上がる気迫が圧巻。
3. 小澤征爾=サイトウ・キネンo(1990年録音):驚異的なアンサンブル能力と、淀みなき流れの中に無数の色と輝きが融け合う独特のサウンド。
4. レナード・バーンスタイン=ウィーンpo(1981年録音):伝統ある楽団と巨匠の相性が生んだ、品格と汗ばむ興奮が同居する熱演。
5. セルジウ・チェリビダッケ=シュトゥットガルト放送so(1976年録音):徹底した彫琢と独創的な解釈が凄まじい熱量へと転化する示唆に富んだ演奏。
【必聴名盤アラカルト15】
・アルトゥーロ・トスカニーニ=NBCso(1951年):剛毅な造形と強靭な音像。
・ヴィルヘルム・フルトヴェングラー=ウィーンpo(1952年):巨大な構築美と自在な伸縮。
・シャルル・ミュンシュ=パリo(1968年):凄まじい熱量と生命力。
・カール・ベーム=ウィーンpo(1975年):品格あるニュアンスと明晰な構築美。
・オイゲン・ヨッフム=ロンドンpo(1976年):構築美と丁寧な響き。
・ヘルベルト・フォン・カラヤン=ベルリンpo(1977-78年):推進力とスケール感の調和。
・クラウディオ・アバド=ベルリンpo(1990年):精妙な起伏と歌心。
・ヴォルフガング・サヴァリッシュ=ロンドンpo(1991年):奇を衒わず自然なグラデーション。
・ミヒャエル・ギーレン=南西ドイツ放送so(1995年):筋肉美のアンサンブルと明晰な光。
・ギュンター・ヴァント=北ドイツ放送so(1996年):品格高い緊張感と豪壮な響き。
・ホルスト・シュタイン=バンベルクso(1997年):濁りなく深い音色と自然な流れ。
・ロジャー・ノリントン=シュトゥットガルト放送so(2005年):透明度の高いサウンドと独創的な強調。
・トーマス・ダウスゴー=スウェーデン室内o:ピリオド・アプローチの直球。