INTERVIEW | 2026 Grammy Winners Amaan And Ayaan Ali Bangash On Making Music For Sleep, Memory and Everything In Between - ETV Bharat
2026年グラミー賞受賞者アマーン・アリ・バンガシュとアヤーン・アリ・バンガシュが、インドの伝統的な子守唄をサロードで奏でる新アルバム『Sarod Serenades』について語る
2026年グラミー賞受賞者であるサロード奏者の兄弟、アマーン・アリ・バンガシュとアヤーン・アリ・バンガシュが、インドの伝統的な子守唄をサロードで奏でるアルバム『Sarod Serenades: Indian Instrumental Lullabies, Vol. 1』をリリースした。本作は7曲で構成され、合成音やアルゴリズムによる生成音を一切排除し、サロードの音色のみで構成されている。
アヤーンはETV Bharatのインタビューに対し、インドのフォークミュージックは世界で最も自然な音楽形式の一つであり、地域ごとに独自の音の組み合わせがあると語った。また、子守唄はクラシック音楽のように修行や証明を必要とせず、世代を超えて受け継がれる強力な旋律であると述べている。
兄弟はこれまで、ゴリラズやヤングブラッドとの共演、ダライ・ラマとのグラミー賞受賞プロジェクトへの参加など、インドのクラシック音楽の枠を超えた活動を行ってきた。今回のプロジェクトは、父であるウスタード・アムジャド・アリ・カーンがかつて演奏した旋律から着想を得たものである。通常、子守唄には歌声が伴うが、今回は楽器のみで感情を表現する必要があり、技巧的な誇示を避け、音楽をシンプルに保つことが重要であったとアヤーンは振り返る。
本作には、彼らの幼少期の記憶も反映されている。父のアムジャド・アリ・カーンが寝かしつけの際に歌った旋律や、母であるバラタナティヤム舞踊家のスバルクシュミ・バルア・カーンが教えたアッサム地方の子守唄などが背景にある。このアルバムは、学術的な記録ではなく、伝統を記憶し、聴く者に安心感を与えることを目的としている。また、子供だけでなく、親や休息を求める大人たちにも向けた作品である。なお、このプロジェクトの背景には、1980年代に父がリリースしたアルバム『Amjad Ali Khan's Sarod Sings With Children』という家族の歴史も存在している。
