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🇺🇸 アメリカクラシック全般レコ芸ONLINE · 2026年8月29日 10:01 · ニュース· 約1分で読めます

第3回 LPによるレーベル拡大期(1950~60 年代) その3 RCAビクターとその他のアメリカのレーベル

RCAビクターのモノラルLP時代における主要アーティストと録音の歴史

日本語要約
1950年代のモノラルLP期、クラシック録音界で巨人として君臨したRCAビクターの歴史を振り返る。トスカニーニとNBC交響楽団、ストコフスキー、クーセヴィツキー、ミュンシュ、ホロヴィッツ、ルービンシュタイン、ハイフェッツら、当時の主要な指揮者、演奏家、オーケストラによる録音活動と、LP時代ならではの展開を解説する。
全文(日本語)

連載「クラシック・レコードレーベルと演奏家・録音の100年」の第3回は、1950~60年代のレーベル拡大期におけるRCAビクターとアメリカのレーベルについて。20世紀半ばまで、RCAビクター(1946年まではビクター)はクラシック録音界の巨人であり、SP時代の「Red Seal」は一流音楽家の証明とされていた。イギリスのHMVとの提携によりカタログを充実させ、1950年からのLP時代には「レッド・シール」としてクラシック部門を展開した。

当時の指揮者では、トスカニーニとNBC交響楽団の存在が圧倒的であった。LPの登場により、ベートーヴェンの交響曲全集やレスピーギの「ローマ三部作」、オペラ作品などの長尺録音が実現した。トスカニーニの引退と同時にNBC交響楽団は解散したが、放送音源の活用など民間企業としての柔軟な録音制作が行われた。

もう一人のスター、ストコフスキーは特定のポストを持たず、録音のたびに編成されるオーケストラを指揮した。また、クーセヴィツキーとボストン交響楽団の栄光はLPの到来とともに終わり、その後任としてシャルル・ミュンシュが就任した。その他、ピエール・モントゥー、アーサー・フィードラー、フリッツ・ライナーらもこの時期の重要な指揮者である。

ピアノでは、ルービンシュタインとホロヴィッツという二大ヴィルトゥオーゾがRCAを支えた。ホロヴィッツは1953年の「シルヴァー・ジュビリー・コンサート」以降、演奏活動を休止し、自宅での録音を中心とする活動へ移行した。また、将来を嘱望されたウィリアム・カペルは1953年の航空機事故で死去した。ヴァイオリンではヤッシャ・ハイフェッツがベートーヴェンのソナタ全集や人気曲集を録音し、その存在感を示した。

▼関連キーワード解説 (8)
アルトゥーロ・トスカニーニ人物・団体Wikipedia ↗

アルトゥーロ・トスカニーニ は、イタリア出身の指揮者。

ストコフスキー人物・団体Wikipedia ↗

レオポルド・アントニ・スタニスラフ・ボレスラヴォヴィチ・ストコフスキー は、20世紀における個性的な指揮者の一人で「音の魔術師」の異名を持つ。イギリスのロンドンに生まれ、主にアメリカで活動した。

クーセヴィツキー人物・団体Wikipedia ↗

セルゲイ・クーセヴィツキー は、ユダヤ系ロシア人の指揮者、作曲家、コントラバス奏者。ロシア革命以後は主にアメリカ合衆国で活動し、ボストン交響楽団の常任指揮者を1924年から1949年まで務めた。

シャルル・ミュンシュ人物・団体Wikipedia ↗

シャルル・ミュンシュ は、当時ドイツ帝国領であったアルザス地方ストラスブールに生まれ、のちフランスに帰化した指揮者。

ピエール・モントゥー人物・団体Wikipedia ↗

ピエール・モントゥー は、フランスの指揮者。

フリッツ・ライナー人物・団体Wikipedia ↗

フリッツ・ライナー は、ハンガリー出身の指揮者。シカゴ交響楽団音楽監督。

アーサー・フィードラー人物・団体Wikipedia ↗

アーサー・フィードラー は、アメリカ合衆国の指揮者。

アルトゥール・ルービンシュタイン人物・団体Wikipedia ↗

アルトゥール・ルービンシュタイン は、ポーランド出身のピアニスト。様々な作曲家の作品の演奏で国際的な名声を博し、特にショパンの演奏では同時代の最も優れたピアニストであるとみなされている。また、20世紀を代表するピアニストの1人でもある。演奏家としてのキャリアは80年にも及んだ。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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