Un été avec Britten, #1 : hommage au maître
ブリテンとの夏、第1回:巨匠へのオマージュ

ブリテンとの夏、第1回:巨匠へのオマージュ
ベンジャミン・ブリテンは1913年11月22日、サフォーク州の小さな漁港ローストフトに生まれました。幼い頃から音楽を学び(母親がピアノを教えました)、5歳で作曲を始めました。その後ヴィオラを学び、わずか10年後にはフランク・ブリッジの弟子となりました。彼は1924年にブリッジの『海』を聴き、強い感銘を受けており、後に彼を「音楽上の父」と呼ぶことになります。
そのため、ザルツブルク音楽祭のために指揮者ボイド・ニールから依頼を受けた際、彼は自然と『フランク・ブリッジの主題による変奏曲』で応えました。この曲の執筆の速さは、若きブリテンの仕事の速さ(時に「安易さ」と評されることもありました)を物語っています。1935年から1939年にかけてドキュメンタリー・シネマ・カンパニーで作曲家兼音楽監督として働き、直近では映画『Love from a Stranger』(1937年)を手がけるなど、制約の中で働くことに慣れていた彼は、依頼を受けてから1ヶ月も経たないうちにスコアを完成させました。
『Our Hunting Fathers』(1936年)の「スキャンダラスな成功」の後、ブリテンはより前衛的ではない言語へと回帰しました。そのために彼は変奏曲の手法を用いましたが、最初の傑作『A Boy Was Born』(1933年)で追求された統一感とは異なり、本作は不安から夢想、無頓着さに至るまで、非常に多様な雰囲気が見事に連続する作品となっています。フランク・ブリッジの作品から主題を用いたことは、音楽的にも倫理的にも彼の形成に決定的な役割を果たした人物へのオマージュとなっています。
この作品の風刺的なトーンに対して、一部のイギリスの批評家がブリテンは真面目なのかと意地悪く問いかけたものの、成功は収められました。翌年、指揮者のヘルマン・シェルヘンがロンドンでこの作品を聴き、自身のレパートリーに加えることを決めました。今日、この作品は作曲家の世界を知るための最良の入り口の一つとなっています。
試聴
▸ イギリス室内管弦楽団、ベンジャミン・ブリテン(デッカ)
▸ フィルハーモニア管弦楽団、ヘルベルト・フォン・カラヤン(ワーナー)