阪哲朗・鈴木秀美らが、関西クラシック界の“いま”をしめす「音楽クリティック・クラブ賞」贈賞式に登場
阪哲朗・鈴木秀美らが、関西クラシック界の“いま”をしめす「音楽クリティック・クラブ賞」贈賞式に登場

関西圏で行われたクラシック音楽の演奏会の中から、優れた個人・団体・演奏会を顕彰する「音楽クリティック・クラブ賞」の2025年贈賞式が7月23日、大阪市内で開催された。同賞は関西で活動する音楽評論家やライターで構成される「音楽クリティック・クラブ」が、前年の公演を対象に選出している。
2025年の受賞結果は以下の通り。
【本賞】
・びわ湖ホールプロデュースオペラ コルンゴルト作曲《死の都》(指揮:阪哲朗)
・ベートーヴェン・ダブルビル「ミサ・ソレムニス」&「第九」(指揮:鈴木秀美)
【奨励賞】
・演出:唐谷裕子(びわ湖ホール オペラへの招待《メリー・ウィドウ》)
【特別賞】
・「十河巌がつくる文化の庭」(関西学院大学博物館)
本賞を受賞した《死の都》(3月1日・2日上演)について、指揮の阪哲朗は、ヘルデンテノールの確保や楽譜のミスプリントの判断など、作品上演の困難さを語った。また、京都市交響楽団との共演を通じ、歌手やオーケストラと共に解釈を積み上げた苦労を振り返り、関係者への感謝を述べた。
同じく本賞の「ベートーヴェン・ダブルビル」(11月15日・16日上演)は、神戸市室内管弦楽団と神戸市混声合唱団による企画。指揮の鈴木秀美は、『ミサ・ソレムニス』の奥深さを伝えたいという思いからこの企画を発案したと語った。また、楽団の存続が危ぶまれる現状において、今回の受賞が「無くしてはならない」という声として届くことへの期待を寄せた。
奨励賞の唐谷裕子は、びわ湖ホール「オペラへの招待」シリーズ《メリー・ウィドウ》(7月18日~21日上演)の演出を手掛けた。特別賞を受賞した企画展「十河巌がつくる文化の庭」(10月20日~12月13日開催)は、関西交響楽団の設立支援や團伊玖磨《夕鶴》のプロデュース等を手掛けた十河巌を特集したものである。
