ピアニスト伊藤順一が8年に渡る壮大なプロジェクト「ザ・ショパン・ツィクルス」開始
ピアニスト伊藤順一が8年に渡る壮大なプロジェクト「ザ・ショパン・ツィクルス」開始

アールアンフィニ・レーベルにて、ピアニスト伊藤順一によるショパンのピアノソロ作品全曲録音プロジェクト「ザ・ショパン・ツィクルス」が開始される。全12集で構成され、9か月おきにリリースを重ね、8年後の2034年12月に完結する予定である。第1集「Maestoso(マエストーソ)」は2026年9月16日に発売される。
本プロジェクトでは、初期作品や小品、遺作を含む全214曲を、ショパンの創作活動における3つの時代(ポーランド、パリ、ノアン)に分けて各CDに配置する。各集のタイトルは、伊藤自身が核となる曲からイメージを膨らませて命名する。
伊藤はフランスで研鑽を積み、第4回日本ショパンピアノコンクール第1位、第47回日本ショパン協会賞受賞、第18回ショパン国際コンクール本大会出場などの経歴を持つ。アールアンフィニ代表の武藤俊樹氏は、伊藤の演奏について「旋律が人の声のように自然に息づく歌い方」や「奥行きのある豊かな和声」を特徴として挙げ、デビュー盤での演奏に感銘を受けたことが制作のきっかけであると語った。伊藤自身は、ショパンの作品が持つ色彩感や繊細な感情表現に惚れ込んでおり、本プロジェクトをライフワークとして演奏家としての成長につなげたいと述べている。
CDリリースに合わせてリサイタルも開催され、2026年11月25日には銀座・王子ホールにて第1集の発売記念コンサートが予定されている。
【第1集 収録曲】
バラード第3番、マズルカ(作品67-2、68-4)、ワルツ(第12番、第18番「ソステヌート」)、舟歌、ノクターン(第17番、第18番、第21番)、即興曲第3番、ピアノ・ソナタ第3番(全楽章)。
本盤はSACDハイブリッド盤で、DSD 11.2MHzハイレゾ・レコーディングにて制作される。