音楽と工学が結んだ縁…日本のスターピアニスト角野隼斗と韓国人プロデューサー夫妻にインタビュー - 朝鮮日報
ピアニストの角野隼斗と音楽プロデューサーのファン・ニウン夫妻がインタビューで語る、音楽と工学の共通点と活動
日本のピアニスト、角野隼斗(31)と、韓国のシンガーソングライターで音楽プロデューサーのファン・ニウン(35)は、今年4月に結婚した新婚夫婦である。10月27日の取材時、2人は韓国語、日本語、英語を交ぜて会話していた。「ニウン」は両親が付けた純粋なハングルの名前である。
角野隼斗は音大出身ではなく、東京大学工学部と大学院で情報通信(IT)を専攻した。ピアノ教師の母の影響で3歳からピアノを学び、2021年のショパン・コンクールでは本選第3次ラウンドまで進出した。「カティン(Cateen)」名義のYouTube登録者は159万人に達する。2024年には、ソウル・北村から眺めた冬空に着想を得た「3つのノクターン」より「雨の前に(Pre Rain)」という曲も発表している。
最近、ショパンの独奏曲と自作曲を組み合わせたアルバム『CHOPIN ORBIT』をリリースした角野は、10月29日にソウル・蚕室のロッテコンサートホールで開くリサイタルのため来韓した。アルバムでは、ショパンの「雨だれ」前奏曲に続き自作の「雨だれ」後奏曲、ショパンの練習曲「黒鍵」の後に自作の「白鍵」を配置するなどの構成をとっている。角野は「ショパンの作品を基に自由に即興演奏をしているうちに、ショパンの原曲と自分の反応を盛り込んだ音楽的な対話を思い付いた」と語り、妻のファンは「夫は最初から曲を決めて演奏するのではなく即興で演奏するスタイル」と話した。
ファンは米バークリー音楽大学とニューヨーク大学で映画音楽と音楽技術を専攻した。2015年にデビューシングルを発表し、2017年からニューヨークのスタインウェイで音楽プロデューサー兼エンジニアとして活動。ラン・ランやソヌ・イェグォンと仕事をし、2021年にはクリスティアン・ベニテスのアルバムにエンジニアとして参加してラテン・グラミー賞を受賞した。角野とは2022年にニューヨークのスタインウェイのオフィスで出会った。
角野が手本とするのは坂本龍一で、「簡潔で抑制されたミニマル音楽を書きつつも、ポップ音楽では使わない意外な展開で美しさを作り出す」と評している。角野自身もニューヨークで様々なジャンルのアーティストとコラボしながらピアノ協奏曲を手掛けている。妻のファンは「結婚式の招待客の前で、私が作詞し夫が作曲した曲をサプライズで発表したこともあるが、実際のコラボはもっと年を取ってからでないと難しそうだ」と語った。
