田代万里生×塩田明弘対談【後編】オペラ出身の2人が見たミュージカル界の「これまで」と「これから」
田代万里生と塩田明弘が語るミュージカル界の変遷とオペラとの交流

日本語要約
ミュージカル俳優の田代万里生と指揮者の塩田明弘が、オペラ出身の視点からミュージカル界の変遷や自身の転機となった作品、今後の展望について対談した。かつては少なかったクラシック出身者のミュージカル界への進出や、観客の意識の変化、そしてオペラとミュージカルの垣根を越えた交流の可能性について語り合っている。
全文(日本語)
ミュージカル俳優の田代万里生が愛するクラシック音楽を語る連載「万里生クラシック」の最終回に、ミュージカル専門指揮者・音楽監督の塩田明弘が登場した。対談では、オペラ出身の二人がミュージカル界の「これまで」と「これから」を語り合った。
田代は2010年の『ウーマン・イン・ホワイト』で塩田と再会。当時はオペラ出身者がミュージカル界へ進出するケースは稀で、周囲からの風当たりも強かったと振り返る。塩田は、かつてはミュージカルのオーケストラはアルバイト感覚の奏者が多く、ポスターに指揮者の名前すら載らない時代もあったが、現在は実力のある奏者が集まり、現場のレベルも向上していると指摘した。
ミュージカル人気が高まった要因について、二人はメディア露出の増加やSNSの普及を挙げる。かつては輸入盤を探すしかなかった音源も、現在は容易に検索・視聴が可能となり、作品世界に触れる機会が増えたことが追い風となっている。
自身の転機となった作品として、塩田は1992年の『ミス・サイゴン』を挙げ、市村正親から「芝居と音楽は『間』と『ブレス』で決まる」という教えを受けたことを明かした。田代は2011年の二人芝居『スリル・ミー』を挙げ、ストーリーテラーとして舞台に立つ中で、俳優としての芝居の面白さを実感したと語った。
今後の展望として、塩田は「劇場の伝道師」として、日本に「劇場に行く習慣」を根づかせたいと抱負を述べた。田代は、オペラとミュージカルの垣根を越えたコラボレーションを推進したいとし、オペラ歌手とミュージカル俳優が互いのジャンルを行き来するような、自由なキャスティングや企画の重要性を説いた。
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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