2027年2月の海外公演情報
2027年2月の海外公演情報と独OPERNWELT誌年間最優秀賞(2025/26シーズン)の発表

『ぶらあぼ』誌面で掲載されている海外公演情報が「ぶらあぼONLINE」でも紹介された(ぶらあぼ2026年11月号海外公演情報ページ掲載の情報、曽雌裕一 編)。
毎年恒例の独OPERNWELT誌の年間最優秀賞(2025/26シーズン)が発表され、主要な受賞として、オペラハウスがマインツ州立劇場、最優秀歌手は男性がマイケル・スパイアーズ、女性がエレナ・スティヒナ、最優秀指揮者はトーマス・グッガイス、最優秀演出家はクラウス・グート、最優秀オーケストラはフランクフルト・オーパー&ムゼウム管が選ばれた。
なお、メトロポリタン歌劇場の掲載がないのは、もともと2月に公演がないためである。
2027年に80歳の傘寿を迎えるジョン・アダムズの代表的オペラ作品「ドクター・アトミック」が、バイエルン州立歌劇場とチューリヒ歌劇場で上演される。バイエルン州立歌劇場の演出はクラウス・グートで、出演歌手にはS.キーンリーサイド、M.ペーターゼンらが並ぶ。チューリヒ歌劇場の指揮はエリム・チャンで、演出はヴァネッサ・ビークロフトのオペラ演出家デビューとなる。
その他のオペラ・プレミエ公演では、ウィーン国立歌劇場のヴェルディ「仮面舞踏会」、アン・デア・ウィーン劇場のベートーヴェン「レオノーレ」(ヘアハイム演出)、ベルリン・ドイツ・オペラのモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」、ケルン歌劇場のスメタナ「売られた花嫁」(ネトピル指揮)、フランクフルト歌劇場のプロコフィエフ「3つのオレンジへの恋」、チューリヒ歌劇場のプッチーニ「西部の娘」(シュタイアー演出)、フィレンツェ歌劇場のヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」(ガッティ指揮)、リセウ大劇場のワーグナー「ラインの黄金」(クラッツァー演出)、パリ・オペラ座のマスネ「ウェルテル」、シャンゼリゼ劇場のヘンデル「リナルド」、英国ロイヤル・オペラのモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」(ヘンゲルブロック指揮)などが注目される。プレミエ以外では、ネトレプコが主役を歌うウィーン国立歌劇場のプッチーニ「トゥーランドット」、ティーレマン指揮のベルリン州立歌劇場のワーグナー「トリスタンとイゾルデ」、ラトル指揮バイエルン放送響のドビュッシー「ペレアスとメリザンド」(演奏会形式)などが挙げられている。
オーケストラ公演では、ティーレマン指揮シュターツカペレ・ベルリンの特別演奏会(遙かなるラジオ放送時代の音楽)、アルゲリッチが出演するシャニ指揮ベルリン・フィル、アラン・ギルバートとピアノの角野隼斗の共演(NDRエルプフィル。この後日本公演も予定)、ソヒエフ指揮シュターツカペレ・ドレスデンによるラフマニノフの交響曲第2番、フランクフルト・オーパー&ムゼウム管による指揮者ヴェンツァーゴ自身が補足完成したシューベルトの「未完成交響曲」、ケント・ナガノ指揮バンベルク響によるウズベキスタンの作曲家サディコヴァの作品(ヴィヴァルディ「四季」のリ・イメージング)、ロト指揮SWR響のベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」、ハーディング指揮パリ管のメンデルスゾーン「エリヤ」(ストヤノヴァ出演)、マケラ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管などが並ぶ。ピアノでは、ウィーン・ムジークフェラインでのイゴール・レヴィットによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ・ツィクルスが注目される。また、ハンブルクのエルプフィルハーモニーの公演も追加記述されており、エベーヌ弦楽四重奏団も登場する。



