LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
♪
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇷🇺 ロシアオーケストラMuzykalnaya Zhizn · 2026年8月28日 20:01 · レビュー· 約4分で読めます

Для Башмета нет плохой погоды

ユーリ・バシュメットが手掛ける青少年オーケストラフェスティバルがザリャジエ公園で開催

日本語要約
モスクワのザリャジエ公園で開催された青少年オーケストラフェスティバルには、国内外から9つの団体が参加した。ユーリ・バシュメットが芸術監督・キュレーターを務める本フェスティバルは、若手演奏家の熱意と多様なプログラムで観客を魅了した。ベトナム、マレーシア、ベラルーシからの海外ゲストに加え、ロシア国内の地域オーケストラや「ロサトム」児童交響楽団、全ロシアおよび世界青少年交響楽団が出演。ストラヴィンスキーやモーツァルト、ラヴェルなどの名曲から各国の作品までが披露され、若手音楽家たちの成長と交流の場となった。
全文(日本語)

モスクワは、次々と押し寄せる音楽イベントに恵まれているが、ユーリ・バシュメットのプロジェクトは、その中でも真にユニークなものである。国際的なオーケストラフェスティバルはそれ自体がイベントであるが、青少年団体によるパレードは特別な関心を呼ぶ。ステージ上でこれほど力強い若さ、大胆さ、熱意を感じることは稀である。モスクワでは野外コンサートはそれほど一般的ではなく、常に観客を惹きつける。しかし、このオーケストラフェスティバルは期待を上回り、ザリャジエ公園の円形劇場では開演の30分前には空席がなくなり、遅れてきた観客は芝生に座るほどであった。

入場無料という条件は、大衆向けのレパートリーを誘発しそうに思えるが、実際は異なっていた。ほぼすべてのオーケストラが、洗練された耳にも「美味しい」多様なプログラムを提示し、ヒット曲と希少なレパートリーの真珠が共存していた。参加団体は9つで、そのうち3つが海外からのゲストである。ホーチミン市音楽院青少年室内管弦楽団(ベトナム)、ベラルーシ国立音楽アカデミー室内管弦楽団、KYS青少年弦楽オーケストラ(マレーシア)が参加した。ロシアの地域からは、A.A.アブドゥラフマノフ児童フィルハーモニー管弦楽団(チェリャビンスク)、ウラル青少年オーケストラ、そしてモスクワの音楽学校の生徒で構成されたモスクワ児童交響楽団が参加した。最後の3つは選抜団体である「ロサトム」児童交響楽団、全ロシア青少年交響楽団、世界青少年交響楽団であり、これらはキュレーター兼芸術監督であるユーリ・バシュメットが特に注力している。

一般の観客は皆を温かく迎え入れた。アカデミックなコンサートでこれほど満場一致の熱狂を見ることは稀である。フェスティバルは専門的な背景を持つ聴衆にとっても興味深いものとなった。各団体は子供たちへの指導戦略が異なり、それぞれが目標達成において説得力を持っていた。例えば、チェリャビンスクの児童フィルハーモニーは啓蒙活動を重視し、音楽学者を同行させてプログラムを一つの音楽的物語として提示した。また、タチアナ・シュケルビナの作品など、地域の音楽文化にも焦点を当てた。指導者のヴァレリー・ウトキンやウラル・オーケストラの指揮者アントン・シャブロフは、異なる学校や目的を持つ子供たちを一つの調和のとれた団体にまとめるという困難な課題を克服した。子供たちにとって、このようなオーケストラでの活動は、一つの音楽的有機体の一部であることを実感する機会であり、将来の職業への架け橋でもある。

リュボフ・ノソワ率いるモスクワ児童交響楽団の若手メンバーも、首都で演奏することに緊張していたが、彼らの責任感と音楽への情熱がそれを乗り越えさせた。海外ゲストの中では、ニコライ・テラン指揮のベラルーシ国立音楽アカデミー室内管弦楽団「Gradus ad Parnassum」が、その深みと多様性で際立っていた。シベリウス、ルロイ・アンダーソン、ベラルーシの作曲家エフゲニー・グレボフなどが演奏された。ベトナムとマレーシアのオーケストラは、若手演奏家の熱意と新鮮な息吹で観客を魅了した。ホーチミンからのゲスト(指揮はグエン・フ・ソン)は、モスクワの聴衆には知られていないベトナム人作曲家の作品で驚かせた。マレーシアの弦楽オーケストラは、ロシアへの敬意を表した曲目とマレーシアの旋律、映画音楽、ホルストやグリーグを組み合わせたクロスカルチャーなプログラムを提示した。このオーケストラは指揮者ではなくコンサートマスターが率いているという興味深い特徴がある。

フェスティバルのクライマックスは選抜オーケストラの演奏であった。「ロサトム」児童交響楽団は、閉鎖都市の子供たちに共同演奏の機会を与えるという社会的意義がある。芸術監督はユーリ・バシュメットで、ザリャジエではフレディ・カデナの指揮のもと、自信に満ちた色彩豊かな演奏を披露した。全ロシア青少年交響楽団は、ストラヴィンスキーの「火の鳥」組曲を含む複雑なプログラムに挑戦した。バシュメットの指揮による演奏は、パレフやホフロマの精神を感じさせる色彩豊かなものだった。ソリストのヴァレリア・アブラモワ(ヴァイオリン)、ニコライ・ゼムリャンスキフ(バリトン)、インナ・チャロ(ソプラノ)も説得力のある演奏を見せた。

フェスティバルの最後を飾ったのは、世界青少年交響楽団の登場である。18カ国から集まった音楽家たちがユーリ・バシュメットの指揮のもとで演奏した。プログラムには、モーツァルトの交響曲第40番やラヴェルの「ボレロ」といったヒット曲に加え、ダヴィッドのトロンボーン小協奏曲やウェーバーのファゴット協奏曲といったソリストのための希少な作品も含まれていた。

原文(抜粋)
Наша столица, безусловно, избалована фестивалями, сменяющими друг друга в бурном музыкальном потоке, однако проект Юрия Башмета даже в этих условиях по-настоящему уникален. Любой международный оркестровый фестиваль уже является событием, но парад юношеских коллективов вызывает интерес особый: редко когда на эстраде ощущается такой мощный заряд молодости, дерзновения, энтузиазма. Не так уж широко распространены в Москве и концерты на открытых площадках, всегда – магнит для публики. Фестиваль оркестров, впрочем, превзошел все ожидания – в амфитеатре Парка « Зарядье » свободные места заканчивались уже за полчаса до начала концертов, и опоздавшие размещались на газоне. Свободный вход, казалось бы, провоцировал коллективы на соответствующий репертуар в духе массового слушателя, но в реальност
▼関連キーワード解説 (1)
ユーリ・バシュメット人物・団体Wikipedia ↗

ユーリー・アブラモヴィチ・バシュメット は、ロシア生まれのヴィオラ奏者、指揮者。世界の主要な都市で演奏活動を行っているスタープレイヤーである。独奏楽器としては影の薄かったヴィオラの魅力を世界に広めた演奏家である。日本との関わりとしては、1983年の初来日以降、10回以上の来訪歴がある。2021年、旭日中綬章受章。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
次に読むなら
ユーリ・バシュメット の他の記事
🇷🇺 ロシアオーケストラニュースMuzykalnaya Zhizn8/14 21:01
全ロシア青少年交響楽団が新編成で演奏へ
Всероссийский юношеский симфонический оркестр сыграет в новом составе
8月21日、モスクワのザリャジエ公園で「第4回世界青少年オーケストラフェスティバル」が開幕する。初日はユーリ・バシュメット指揮、全ロシア青少年交響楽団による公演が行われる。同楽団は2026〜2028年の新編成が選抜され、今回の公演ではメンデルスゾーン、チャイコフスキー、モーツァルト、ロッシーニ、ストラヴィンスキーの作品が演奏される。
ユーリ・バシュメットヴァレリア・アブラモワザリャジエ公園
全ロシア青少年交響楽団が新編成で演奏へ
🇷🇺 ロシアオーケストラニュースGoogle News RU 一般8/13 16:33
第4回世界青少年オーケストラフェスティバルがザリャジエ公園で開催
IV Фестиваль юношеских оркестров мира пройдет в парке «Зарядье» / Новости города / Сайт Москвы - mos.ru
8月21日から23日まで、モスクワのザリャジエ公園で「第4回世界青少年オーケストラフェスティバル」が開催される。9つの団体が参加し、毎日3公演が行われる。最終日にはユーリ・バシュメット指揮による世界青少年交響楽団の特別コンサートが予定されている。また、19日には「文化都市」フェスティバルの一環として、ジェレミー・ウォーカー指揮、モスクワ・ヴィルトゥオージによる「[Neo]バロック」コンサートも行われる。全イベント入場無料。
ユーリ・バシュメット全ロシア青少年交響楽団
🇷🇺 ロシアオーケストラニュースMuzykalnaya Zhizn8/4 16:31
「忘れられざる人々のレクイエム」がサンクトペテルブルク・フィルハーモニーで演奏される
«Реквием Незабытых» прозвучит в Петербургской филармонии
レニングラード包囲戦開始から85年となる9月8日、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホールにて、ヴァレリー・ヴォロノフ作曲「忘れられざる人々のレクイエム」がサンクトペテルブルク初演される。指揮はユーリ・バシュメット。本公演は、公式なコンサートシーズン開幕前に行われる唯一の追悼コンサートである。
ヴァレリー・ヴォロノフユーリ・バシュメット
ユーリ・バシュメット の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇬🇧 イギリスオーケストラニュースGoogle News EN 音楽祭10/8 07:32
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団のオーディオ&動画コンテンツ一覧が公開
Videos - BBC National Orchestra of Wales - BBC NOW 2026-27 Season North Wales International Music Festival - BBC
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団に関連するオーディオおよび動画コンテンツが一覧形式で紹介されている。BBCプロムスの舞台裏でのチューニング映像のほか、ベートーヴェンの交響曲第6番、マーラーの交響曲第9番、ラヴェルの『ボレロ』、コープランドの『アパラチアの春』、ウィリアム・ハンプソンの作品、ジュディス・ビンガムの作品などの関連コンテンツが並んでいる。
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団ベートーヴェン
🇨🇦 カナダオーケストラニュースGoogle News EN 古楽10/8 07:03
モントリオールで2026年10月に開催される7つの音楽イベントが発表:モントリオール交響楽団やアリオン・バロック・オーケストラなどが登場
“Electro-symphonic fusion, candles, and Halloween thrills”: 7 musical events that will rock Montreal in October - Montréal Secret
2026年10月にモントリオールで開催される注目の7つの音楽イベントが紹介された。モントリオール交響楽団によるApasheとの共演、アズリエリ音楽賞ガラ、レオニダス・カヴァコスを迎えたストラヴィンスキーとチャイコフスキーのプログラムのほか、ルドヴィコ・エイナウディの作品を演奏するキャンドルライト・コンサート、FILMharmonique管弦楽団、アリオン・バロック・オーケストラ、オルガンによる無声映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』の上映コンサートなどが予定されている。
Apasheモントリオール交響楽団メゾン・シンフォニーク
🇷🇺 ロシアオーケストラニュースGoogle News RU 一般10/8 13:34
モスクワでコンサート「ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第5番」が2026年10月23日に開催予定
Концерт «Бетховен. Симфонии № 1, № 2 и № 5» 23 октября 2026 года в Москве - kudago.com
2026年10月23日、モスクワにてコンサート「ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番、第5番」が開催される予定です。
タグ
ユーリ・バシュメットホーチミン市音楽院青少年室内管弦楽団ベラルーシ国立音楽アカデミー室内管弦楽団KYS青少年弦楽オーケストラA.A.アブドゥラフマノフ児童フィルハーモニー管弦楽団ウラル青少年オーケストラモスクワ児童交響楽団ロサトム児童交響楽団全ロシア青少年交響楽団タチアナ・シュケルビナヴァレリー・ウトキンアントン・シャブロフリュボフ・ノソワニコライ・テラングエン・フ・ソンフレディ・カデナヴァレリア・アブラモワニコライ・ゼムリャンスキフインナ・チャロ火の鳥メロディスケルツォフィガロ魔笛交響曲第40番ボレロトロンボーン小協奏曲ファゴット協奏曲
原文を読む → Muzykalnaya Zhizn
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る