Whip : un coup de fouet signé Georges Labbat
振付家ジョルジュ・ラバがエトルタ庭園でダンス作品『Whip』の3人版を上演
ヨーロッパ文化遺産の日の枠組みにおいて、振付家で学際的アーティストのジョルジュ・ラバは、エトルタ庭園の魅力的な環境の中で、自身のソロ作品『Whip』を3人のダンサー向けに適応させた。あらゆる点において野心的なパフォーマンスである。
パリ国立高等音楽・舞踊学校(コンセルヴァトワール)およびブリュッセルのアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの学校P.A.R.T.S.でダンスを学んだジョルジュ・ラバは、型にはまらない多才で独特なアーティストである。振付芸術創造・新鋭協会(ACEAC)に見出され、彫刻家、映画制作者、ダンサー、振付家として活動している。彼の処女作『Self/Unnamed』が暴力と支配関係に関心を寄せていたのに対し、『Whip』は衝突を語っている。英国人ダンサーのグレイス・ライエルが見事に演じた、私たちを通り抜けるすべての感情の間の内的な葛藤は、エトルタ庭園を長く練り歩きながら衣服を少しずつ脱ぎ捨てつつ、笑いから涙へと移り変わり、観客を直視したり逆に自己の内へ閉じこもったりする。また、外的な自然の要素との衝突もあり、『Whip』の3人のダンサーは、薄い透明なネットのみを身につけ、庭園を包む木立から風雨にさらされた崖へとスローモーションで移動していく。そして最後に、空を切り裂き旋回し威嚇しつつも、緩んだり空気を操って楽器のようにも変化する鞭の凶暴性との衝突である。
本来の用途から転換された鞭(英語でwhip)は、まずダンサーの身体に巻き付けられ、その後ダンスやトランスへと展開していく。空中に舞う鞭は、両腕を広げ空を見上げ呆然とした表情を浮かべるなど時にキリストのような姿勢をとるジョルジュ・ラバの剥き出しの身体に打ち下ろされるとき、鞭打ちのように苦痛を伴うものにもなり得る。『Whip』は、作者と同様に特異で当惑させられるような強烈な対象であり、本作を創作するにあたりミシェル・フーコーやジョルジュ・バタイユのテキストから着想を得たと語る振付家の芸術的探求を反映している。2027年末に初演が予定されている彼の次回作『Camllia』にも注目したい。
