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🇯🇵 日本クラシック全般レコ芸ONLINE · 2026年6月15日 10:01 · レビュー· 約1分で読めます

ミヒャエル・ハイドンの音楽に寄せて

ミヒャエル・ハイドンの音楽に寄せて

日本語要約
没後220年を迎えるミヒャエル・ハイドンの交響曲全集がcpoレーベルよりリリースされた。音楽批評家でコントラバス奏者の布施砂丘彦氏が、自身の愛するミヒャエル・ハイドンの音楽の魅力や、全集に含まれるディヴェルティメント等の聴きどころについて寄稿している。
全文(日本語)

来る8月10日でミヒャエル・ハイドン(1737~1806)が没して220年。cpoレーベルより、ミヒャエル・ハイドンの交響曲全集ボックスがリリースされた。本稿は、ミヒャエル・ハイドン・プロジェクトを主宰する音楽批評家・コントラバス奏者の布施砂丘彦氏による寄稿である。

ミヒャエル・ハイドンはヨーゼフ・ハイドンの5歳年下の弟で、ローラウで生まれ、聖シュテファン大聖堂の少年聖歌隊員を経て音楽家となった。ザルツブルクの宮廷ではモーツァルトと同僚であり友人関係にあった。モーツァルトの交響曲第37番は、ミヒャエルの交響曲第25番にモーツァルトが序奏を付け足したものである。また、モーツァルトはミヒャエルの楽曲を書き写して学び、互いに影響を与え合っていた。モーツァルトのレクイエムや交響曲第41番のフーガも、ミヒャエルの楽曲から影響を受けている。

布施氏は、ミヒャエルの音楽の魅力について、マニアックさや繊細さゆえに見落とされがちであると指摘する。今回発売されたボックスセットのうち、特に14枚目のディヴェルティメント集(MH27など)を推奨している。MH27は4楽章構成で、メヌエットを除く全楽章がソナタ形式であり、再現部に驚きやワクワクするような工夫が凝らされている点が特徴である。また、ミヒャエルは教会音楽の作曲家として知られるが、器楽作品も優れており、愉しい音楽の裏に聖歌のような清廉なメロディが顔を出す瞬間がある。

【収録内容】

ミヒャエル・ハイドン/交響曲全集,管楽のための協奏曲集

指揮:ボフダン・ヴァルハル(スロヴァキア室内管弦楽団)、ヴォルフガング・ブルンナー(ザルツブルク・ホーフムジーク)他

録音:1991~2015年

レーベル:CPO(16枚組)

▼関連キーワード解説 (4)
ミヒャエル・ハイドン人物・団体Wikipedia ↗

ヨハン・ミヒャエル・ハイドン は、オーストリアの古典派の作曲家。フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟。生誕地ローラウはウィーンの東約35kmにある。

ハイドン人物・団体Wikipedia ↗

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン は、現在のオーストリア出身の音楽家であり、古典派を代表する作曲家。また、弟ミヒャエル・ハイドンも作曲家として名を残している。

モーツァルト人物・団体Wikipedia ↗

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト は、主に現在のオーストリアを活動拠点とした音楽家。

布施砂丘彦人物・団体Wikipedia ↗

布施 砂丘彦 は、日本の音楽家、コントラバス奏者、ヴィオローネ奏者、音楽批評家。その活動は楽器の演奏や文章の執筆に留まらず、コンサートや音楽祭などの企画やプロデュース、舞台作品の演出なども手掛けている。父は芸術学者の布施英利、兄はアーティストの布施琳太郎。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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