Livre : “1001 clavecins : Une renaissance de la facture instrumentale” par Reinhard von Nagel et Marc Dumont
ラインハルト・フォン・ナーゲルとマルク・デュモンによる書籍『1001台のチェンバロ:楽器製作のルネサンス』が出版

書籍:『1001台のチェンバロ:楽器製作のルネサンス』ラインハルト・フォン・ナーゲル、マルク・デュモン著
1936年にマンハイムで生まれたラインハルト・フォン・ナーゲルは、謙虚かつ大胆な仕事を通じて、尊敬を集めるチェンバロ製作者となりました。1972年から1984年までアメリカ人のウィリアム・ダウドと共有していた彼の工房からは、タイトルが示す1001台の楽器が送り出されました。本書は、フランス・ミュジックで「Présentez la facture」などの番組を担当したマルク・デュモンによってまとめられた回想録です。単なる芸術家の回想録にとどまらず、古楽器の失われた音を取り戻すために、情熱的な再発見、試行錯誤、そして発明的な工夫を重ね、次第に熟練の域に達した失われた技術の歴史が綴られています。音叉の問題から木材の選定に至るまで、理論的かつ実践的な各段階が振り返られ、巻末には技術用語集も付録として収められています。
再訪された世界
職人としての彼が「円卓の仲間」と呼んだ人々への愛情と敬意が、控えめながらも随所に感じられます。彼が最も重視したのは「継承」という執念でした。チェンバロの製作から、1970年代初頭に工房で行われた「おがくずの中でのコンサート」に至るまで、ウィリアム・クリスティを筆頭に、オルガ・パシェンチェンコやジャスティン・テイラーといった現代の才能まで、多くのチェンバロ奏者が工房を訪れました。フォン・ナーゲルの活動は、失われ、蘇った知識とレパートリーを習得し、深め、広めたいという渇望に突き動かされていました。パドヴァでのコンサート(告知され、中止され、最終的にクラウディオ・シモーネ率いるイ・ソリスティ・ヴェネティによって実現した)といった滑稽なエピソードや、マルク・シャガールやオリヴィエ・ドゥブレといった楽器装飾を手掛けた画家たちの美しい図版も掲載されています。ノスタルジーに浸ることなく、絶え間ない好奇心と活気をもって再訪されたこの世界は、独特の強さで響き渡ります。
『1001台のチェンバロ:楽器製作のルネサンス』ラインハルト・フォン・ナーゲル、マルク・デュモン著。Editions Déclinaison刊、215ページ、59ユーロ。
