Un Ravel venu de Barcelone, mais manquant de sève
ルドヴィク・モルロ指揮バルセロナ交響楽団によるラヴェル作品集第3弾は、精緻だが情熱に欠ける演奏
ルドヴィク・モルロ率いるバルセロナ交響楽団(OBC)が、ラヴェルの管弦楽作品全集の制作を続けている。その第3弾となる本作には、『ダフニスとクロエ』と『ラ・ヴァルス』が収録された。例外的なプログラムだが、残念ながら少々活気に欠ける内容である。
期待に満ちた前2作を経て、ルドヴィク・モルロとバルセロナ交響楽団によるラヴェル全集が続いている。しかし、正直に言って少し期待外れであった。イベリアの楽団とフランス人指揮者の組み合わせは、本作に収録された2つの傑作、バレエ音楽『ダフニスとクロエ』(1909-1912年)と「舞踊詩」『ラ・ヴァルス』(1919-1920年)において、期待されたような火花を散らすには至っていない。
これらは第一次世界大戦の惨禍の前後に書かれた2つの作品であり、聴き手を未知のオーケストラの陶酔へと誘う、深淵への疾走である。セルゲイ・ディアギレフ率いるバレエ・リュスの委嘱による『ダフニスとクロエ』は、官能と夢に満ちた、愛の成長を描く素晴らしい物語である。ルドヴィク・モルロの指揮は精緻でしなやかであり、官能性は十分に表現されているものの、狂気はやや控えめである。沈黙から光へと向かう第1部の導入部は、録音の精度の高さも相まって、指揮の模範と言える。バルセロナ交響楽団の弦楽器と木管楽器は、国際的な名門楽団のような「豪華さ」こそないものの、その色彩を余すところなく披露している。この音のレースのような繊細さから、細部までを精査することができる。しかし、この美しい優雅さだけでは不十分である。舞曲の連続において、もう少し弾むようなリズムやユーモアが欲しかった。オルフェオ・カタラ合唱団の美しい登場や、第3部の「夜明け」における優雅で過度なパンテイズムに陥らない表現は、ラヴェルの音楽に誠実に向き合う楽団と指揮者の資質を証明している。しかし、彼らは真面目すぎるのかもしれない。全体として遊び心が欠けており、終盤の野性味も不足している。
『ラ・ヴァルス』にも同様の長所と短所が見られる。ルドヴィク・モルロは、2022年のラヴェル全集版(Ravel Edition)による改訂版を初めて録音したという功績がある。これは1919年の管弦楽スケッチ、フランス国立図書館およびモーガン・ライブラリーに保管されている自筆譜、そして初演を担ったラムルー管弦楽団の歴史的資料に基づいている。正直なところ、従来の録音と大きな違いを感じることは難しいが、低音と木管楽器の導入がより強調されており、何よりも結末がより唐突である点は特筆される。ウィーンのワルツへのオマージュであるラヴェルの「舞踊詩」は、何よりも容赦のないメカニズムであり、第一次世界大戦のトラウマの後に崩壊する文明の、壮大さと退廃、そして地獄の螺旋を描いている。
ルドヴィク・モルロの指揮は非常にしなやかで、踊るような感覚があり、コントロールが行き届いている。しかし、ラヴェル自身が語った「幻想的で致命的な旋回」には、ここには欠けている「狂気」のひとさじが必要である。前作までの期待に比べると、少し及ばない録音となってしまったことは残念である。
