ルツェルン音楽祭2026が開幕 シャイー、マケラ、バルトリ等が新たな顔を見せる
ルツェルン音楽祭2026が開幕、シャイーやマケラ、バルトリらが登場

2026年8月13日、ルツェルン音楽祭がセバスティアン・ノルドマン新総裁の企画による無料公演「序曲」で開幕した。リッカルド・シャイー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団は、今年のテーマ「アメリカン・ドリーム」に合わせ、スティーヴ・ライヒ《ニューヨーク・カウンターポイント》、ガーシュウィン《キューバ序曲》、バーンスタイン《ウェスト・サイド・ストーリー》から〈マンボ〉を演奏した。続いてKKL前の野外ステージでは、ハバナ・リセウム・オーケストラとホルン奏者サラ・ウィリスがラテン調のモーツァルトや《カルメン》等を披露した。
8月15日にはアーティスト・エトワールのヴァイオリニスト、アウグスティン・ハーデリヒが登場し、クラウス・マケラ指揮の祝祭管とバーバー「ヴァイオリン協奏曲」を共演。アンコールにはアーヴィン・T・ラウズ《オレンジ・ブロッサム・スペシャル》が演奏された。後半はストラヴィンスキー《火の鳥》が上演された。
8月17日にはダニエル・バレンボイム指揮ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団が、ヨーヨー・マをソリストに迎えドヴォルジャーク「チェロ協奏曲」を、後半にはシューマン「交響曲第3番《ライン》」を演奏した。
8月23日にはコンポーザー・セミナーによる6人の若手作曲家の委嘱作品が世界初演された。このセミナーはピエール・ブーレーズが始めた現代曲アカデミーを基礎に2016年にヴォルフガング・リームが立ち上げたもので、今年は4人の若手指揮者も招かれた。ルツェルン祝祭現代管弦楽団と、伊勢宥奈(ヴァイオリン)、布施海里(ヴィオラ)、蕨野真美(チェロ)、矢島雄太郎(フルート)、山本蒼太(テューバ)、船橋佑花(ピアノ)らを含む参加者が演奏を行った。
また、チェチーリア・バルトリがグルック《オルフェオとエウリディーチェ》に出演。ジャンルカ・カプアーノ指揮「モナコ公の音楽家たち」が伴奏を務め、エウリディーチェ役(アモーレ役兼任)はメリッサ・プティが務めた。

