Un été avec … Albane Carrère
夏をともに… アルバーヌ・カレール
「カメレオン」のような声を持つと評されるメゾソプラノ歌手、アルバーヌ・カレール。彼女にとって、スタイルや美学、レパートリーの境界はありません。これまでに、モネ劇場でのジャン=リュック・ファフシャンによる世界初演作品『Is this the End? Dead little Girl』の「女」役、パリ・オペラ座の音楽家たちとの中国ツアーでの『カルメン』、カターニアでのヴェルディ『オテロ』のエミリア役、アヴィニョン歌劇場でのペーテル・エトヴェシュによる世界初演『Senza Sangue』のドンナ役などを務め、アンサンブル・コントラスト(アルノー・トレット、ヨハン・ファルジョ)と共にバルバラの楽曲も歌っています。また、仲間たち(エルザ・ド・ラセルダ、マガリ・リシェット)と共に、マン・レイのミューズをテーマにしたCD『Kiki à Paris』をリリースしました。
――この夏のステージのプログラムは?
ラジオ・フランス・モンペリエ・オクシタニー音楽祭に参加し、セバスチャン・リナレスとのデュオで声とギターのリサイタルを行いました。このデュオは8月12日のカンペール音楽週間でも公演します。また、オー=ド=フランス地域圏でアンサンブル・コントラストと共に「農場のコンサート(Concerts à la Ferme)」に2夜出演しました。その後、ブルゴーニュの「ニュイ・デュ・モン・ド・ローム」へ向かい、グループ「Kiki à Paris」(ヴァイオリンのエルザ・ド・ラセルダ、ギターのマガリ・リシェット)と共に、ドビュッシーの『ビリティスの歌』やジュリエットの楽曲などを含む同名CDのプログラムを演奏しました。アンサンブル・コントラストとの「バルバラ」ツアーは、7月26日・27日にジャルナックの「トロワ・クー」、8月16日にメニャックで公演します。夏の締めくくりとして、8月29日にリールのトレイル大聖堂にて、チェリストのラファエル・ジュアンと共にバロックからボサノヴァまでを網羅するデュオ公演を行います。
――休暇はどこで過ごしますか?
6月に取りました(夏の間は仕事で埋まっているため)。ポリネシアへ行くという長年の夢を叶えました。透明な海に蛍光色の魚やサメ、エイが見える信じられないほど美しい場所で、人々も非常に温かく迎えてくれました。
――ビーチに持っていった本は?
岸見一郎の『嫌われる勇気』を読み耽りました。一見ナイーブなタイトルですが、非常に深い内容だと感じました。精神分析医の友人に勧められたものです。
――今、聴いている音楽は?
スティングの「Fields of Gold」のようなポップスなど、英米やフランスのバラエティをよく聴いています。リラックスするために、クラシックはあまり聴きません(仕事ですから!)。
――おすすめの音楽祭は?
戻ってきたばかりのラジオ・フランス音楽祭です。温かく迎え入れてくれますし、プログラムも豊かで多様です。2年前にケイト・ピンカートン役で出演したエクス=アン=プロヴァンス音楽祭も挙げます。『蝶々夫人』でのエルモネラ・ヤホの演技は忘れられません。第3幕まで待つ価値がありましたし、死の場面での彼女の献身的で印象的な姿をすぐそばで見ることができました。
――最高の夏の思い出は?
17歳の時に初恋の人と行ったギリシャの島々への旅行です。初恋の純粋さと場所の美しさが混ざり合った、とても幸せな思い出です。澄み切った夜空に流星を眺めた夜の記憶が鮮明に残っています。
