BARCELONA / Triunfal inicio de la gira española de la Orquesta del Festival de Bayreuth y Pablo Heras-Casado
バイロイト音楽祭管弦楽団とパブロ・エラス=カサドによるスペイン・ツアーがバルセロナのパラウ・デ・ラ・ムジカ・カタラナで開幕
バルセロナのパラウ・デ・ラ・ムジカ・カタラナにて、バイロイト音楽祭管弦楽団と指揮者パブロ・エラス=カサドによる歴史的なコンサートが開催され、観客から約10分間にわたる熱狂的な拍手とブラボーが送られた。ソプラノのキャサリン・フォスター、テノールのクラウス・フロリアン・フォークト、バス・バリトンのニコラス・ブラウンリーがソリストとして出演したこの夜は、カステイ・デ・ペララーダ音楽祭の40周年記念の締めくくりであり、1876年の祝祭劇場での『ニーベルングの指環』初演から150周年を記念するバイロイト音楽祭管弦楽団の初のスペイン・ツアーの開幕でもあった。ツアーは今後、サンタンデール国際音楽祭、セビリアのマエストランサ劇場、マドリードのテアトロ・レアル、バレンシアのパラウ・デ・レス・アーツを巡る。
このコンサートはリヒャルト・ワーグナーの天才と、彼が夢見たドラマを上演するための栄光ある伝統を称えるものであった。なお、バイロイト音楽祭の現総裁であるカタリーナ・ワーグナーは、この特別なイベントのためにバルセロナを訪れることはなかった。パラウにとっても、ドイツの象徴的な音楽祭のオーケストラを初めて迎える待望のデビュー公演となった。
バイロイト音楽祭とバルセロナの関わりは古く、1951年にはヴィーラント・ワーグナーがバルセロナを訪れている。1955年にはリセウ大劇場で『ワルキューレ』『トリスタンとイゾルデ』『パルジファル』が上演され、オイゲン・ヨッフムとヨーゼフ・カイルベルトが指揮し、マルタ・メードル、ヴォルフガング・ヴィントガッセンらが出演した。また、2012年9月には同楽団がリセウ大劇場に戻り、セバスティアン・ヴァイグレ指揮で『さまよえるオランダ人』『ローエングリン』を、ペーター・シュナイダー指揮で『トリスタンとイゾルデ』を演奏した。
バルセロナでの3度目の訪問、そしてパラウでの初公演となった今回、エラス=カサドの指揮によるオーケストラの力強さと表現の豊かさが際立った。2023年の『パルジファル』でのデビュー以来、エラス=カサドのワーグナー解釈は進化を遂げており、楽団との関係も極めて良好である。2028年には『指環』全曲の指揮も予定されている。
コンサートは『ラインの黄金』の「神々のヴァルハラへの入城」で幕を開け、金管楽器の圧倒的なパワーと色彩豊かな響きが会場を包んだ。ニコラス・ブラウンリーは、その声量と威厳ある存在感で観客を圧倒した。続いてクラウス・フロリアン・フォークトが『ワルキューレ』第1幕よりジークムントのモノローグ「父は私に剣を約束した」を歌い、その明晰で輝かしい声と卓越した技術を披露した。その後、ブラウンリーが再び登場し、「さらば、勇気ある輝かしい子よ」を歌い上げた。


