第8回(1976年8月号)ストラヴィンスキー《春の祭典》
第8回(1976年8月号)ストラヴィンスキー《春の祭典》

日本語要約
柴田南雄による連載「名演奏のディスコロジー」第8回。ストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》を取り上げ、マゼール=ウィーン・フィル、ブーレーズ=クリーヴランド管などの録音を比較検討する。また、1947年版と1967年版のスコアの異同についても考察している。
全文(日本語)
柴田南雄の連載「名演奏のディスコロジー」の再掲載第8回。ストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》を取り上げ、当時の最新盤であるマゼール=ウィーン・フィル、アバド=ロンドン響の録音を中心に、過去の録音やスコアの異同を論じる。
筆者にとって《春の祭典》の最も印象深い演奏は、1953年11月のジャン・マルティノン指揮N響による定期演奏会である。また、1960年9月のイゴール・マルケヴィッチ指揮日本フィルによる演奏も記憶に残っている。
ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルによる1974年録音は、ヴィーン・フィル特有の旧式楽器による響きや、マゼールによる原色的な音響空間が特徴的である。テンポはゆっくり目だが、複雑な部分の迫力はマゼールの強みである。一方、カラヤン指揮ベルリン・フィル(1963年録音)はドイツ的で合理的かつ近代的な響きを持つ。メータ指揮ロサンジェルス・フィルによる録音についても言及がある。
筆者はブーレーズ指揮クリーヴランド管(1969年録音)を本命と評価する。国立パリ放響との旧録音に比べ、管楽器の安定感や正確無比な演奏が優れていると述べる。
また、ブージー・ホークスのポケット・スコアにおける1947年版と1967年版の異同についても検証を行う。装飾音符の扱い、譜割り、スラーの有無など、ミクロ的な相違点について指摘している。
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出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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