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🇯🇵 日本オーケストラレコ芸ONLINE · 2026年8月3日 10:01 · レビュー· 約1分で読めます

第8回(1976年8月号)ストラヴィンスキー《春の祭典》

第8回(1976年8月号)ストラヴィンスキー《春の祭典》

日本語要約
柴田南雄による連載「名演奏のディスコロジー」第8回。ストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》を取り上げ、マゼール=ウィーン・フィル、ブーレーズ=クリーヴランド管などの録音を比較検討する。また、1947年版と1967年版のスコアの異同についても考察している。
全文(日本語)

柴田南雄の連載「名演奏のディスコロジー」の再掲載第8回。ストラヴィンスキーのバレエ音楽《春の祭典》を取り上げ、当時の最新盤であるマゼール=ウィーン・フィル、アバド=ロンドン響の録音を中心に、過去の録音やスコアの異同を論じる。

筆者にとって《春の祭典》の最も印象深い演奏は、1953年11月のジャン・マルティノン指揮N響による定期演奏会である。また、1960年9月のイゴール・マルケヴィッチ指揮日本フィルによる演奏も記憶に残っている。

ロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルによる1974年録音は、ヴィーン・フィル特有の旧式楽器による響きや、マゼールによる原色的な音響空間が特徴的である。テンポはゆっくり目だが、複雑な部分の迫力はマゼールの強みである。一方、カラヤン指揮ベルリン・フィル(1963年録音)はドイツ的で合理的かつ近代的な響きを持つ。メータ指揮ロサンジェルス・フィルによる録音についても言及がある。

筆者はブーレーズ指揮クリーヴランド管(1969年録音)を本命と評価する。国立パリ放響との旧録音に比べ、管楽器の安定感や正確無比な演奏が優れていると述べる。

また、ブージー・ホークスのポケット・スコアにおける1947年版と1967年版の異同についても検証を行う。装飾音符の扱い、譜割り、スラーの有無など、ミクロ的な相違点について指摘している。

関連キーワード解説 (6)
柴田南雄人物・団体Wikipedia ↗

柴田 南雄 は、日本の作曲家、音楽評論家、音楽学者。

ロリン・マゼール人物・団体Wikipedia ↗

ロリン・マゼール は、フランス・パリ近郊、ヌイイ=シュル=セーヌ(Neuilly-sur-Seine)生まれ、アメリカ出身の指揮者・ヴァイオリニスト・作曲家。ピッツバーグ大学卒業。

クラウディオ・アバド人物・団体Wikipedia ↗

クラウディオ・アバド は、イタリア・ミラノ出身の指揮者。

ロンドン交響楽団人物・団体Wikipedia ↗

ロンドン交響楽団 は、イギリスのロンドンを拠点とするオーケストラ。ロンドンのオーケストラの中でも中心的存在。本拠地は1982年よりロンドンのバービカンセンターに置く。イギリス国王(現在はチャールズ3世)がパトロンとなっており、エリザベス2世の在世中にはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団とならび、「女王陛下のオーケストラ」として知られた。楽員数89(2018年現在、公式サイトによる)。長らく3管編成オーケストラだったが、ロンドンの楽団としてはBBC交響楽団に次いでほぼ4管に近い編成を実現している。

ジャン・マルティノン人物・団体Wikipedia ↗

ジャン・フランシスク=エチエンヌ・マルティノン は、フランスの指揮者、作曲家である。

ピエール・ブーレーズ人物・団体Wikipedia ↗

ピエール・ルイ・ジョゼフ・ブーレーズ は、フランスの作曲家、指揮者。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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