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🇯🇵 日本クラシック全般レコ芸ONLINE · 2026年7月23日 11:01 · レビュー· 約2分で読めます

第2回 LPによるレーベル拡大期(1950~60 年代) その2 アメリカ・コロンビア

第2回 LPによるレーベル拡大期(1950~60 年代) その2 アメリカ・コロンビア

日本語要約
1950〜60年代のモノラルLP期における米コロンビア・レーベルの活動を振り返る。ブルーノ・ワルターやユージン・オーマンディら主要指揮者、ジュリアード弦楽四重奏団などの演奏家による録音の歴史、同時代音楽への取り組み、メトロポリタン歌劇場とのオペラ録音の経緯などを解説する。
全文(日本語)

連載「クラシック・レコードレーベルと演奏家・録音の100年」の第2回は、米コロンビアのモノラルLP時代を振り返る。同社はLP開発の功績に加え、新たなメディアでレコードの可能性を広げた。

指揮者ではブルーノ・ワルターとユージン・オーマンディが中心だった。ワルターはニューヨーク・フィルとハイドンからブラームスまでのドイツ王道作品を録音。ベートーヴェンの交響曲全集やブラームスの交響曲全集、モーツァルトの交響曲集などが代表的である。また、1955年の『演奏の誕生』など、リハーサル風景を収めた特典盤も制作した。オーマンディはフィラデルフィア管弦楽団と近現代作品を大量に録音し、首席奏者による小品集『ファースト・チェア』なども制作した。

ディミトリ・ミトロプーロスはニューヨーク・フィルとベルクの歌劇《ヴォツェック》やショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番を録音。現代音楽ではロバート・クラフトによる「ウェーベルン作品全集」や、ジュリアード弦楽四重奏団によるバルトークの弦楽四重奏曲全集などが歴史的価値を持つ。ブダペスト弦楽四重奏団はベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を完成させた。

ピアノではロベール・カサドシュがラヴェルの独奏曲全集を、ルドルフ・ゼルキンがドイツ王道レパートリーを録音。ジノ・フランチェスカッティはカサドシュとのデュオや、パガニーニ、サン=サーンス、メンデルスゾーン、チャイコフスキーの協奏曲で人気を博した。

オペラ録音については、メトロポリタン歌劇場と契約しプッチーニ作品などを制作したが、成果が上がらず1954年に契約を打ち切った。また、トマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルのロンドン録音や、パブロ・カザルスを中心とするプラード音楽祭のシリーズなど、ヨーロッパでの録音も行われた。

関連キーワード解説 (7)
ブルーノ・ワルター人物・団体Wikipedia ↗

ブルーノ・ワルター は、ドイツ出身の指揮者、ピアニスト、作曲家。より正確なドイツ語読みはヴァルターであり、そのように表記される場合もある。本来の姓はシュレジンガーであり、これは彼がブレスラウの歌劇場の指揮者になったとき、現地ユダヤ人にシュレジンガー姓が多いので、ワルター(ヴァルター)に改めたという。そのため、ワルター・シュレジンガーと表記されることも稀にある。

ユージン・オーマンディ人物・団体Wikipedia ↗

ユージン・オーマンディ(オルマーンディ・イェネー) は、ハンガリー出身のユダヤ系アメリカ人指揮者。本名 ブラウ・イェネー。

ジョージ・セル人物・団体Wikipedia ↗

ジョージ・セル は、ハンガリーのブダペストに生まれ、アメリカ合衆国クリーヴランドに没した指揮者、ピアニスト。ハンガリー語でセーッル・ジェルジ 、ジェルジ・エンドレ・セール 、ドイツ語でゲオルク・セル とも呼ばれる。

ディミトリ・ミトロプーロス人物・団体Wikipedia ↗

ディミトリス・ミトロプーロス は、主にアメリカ合衆国で活躍したギリシャ人の指揮者・ピアニスト・作曲家。一般にはスラヴ語風のディミトリ (Dimitri) の名で知られる。

トマス・ビーチャム人物・団体Wikipedia ↗

第2代ユーアンズヴィルのビーチャム準男爵トーマス・ビーチャム は、イギリスの指揮者。

ストラヴィンスキー人物・団体Wikipedia ↗

イーゴリ・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキー は、ロシアの作曲家。

レナード・バーンスタイン人物・団体Wikipedia ↗

レナード・バーンスタイン は、ユダヤ系アメリカ人の指揮者、作曲家であり、ピアニストとしても知られている。アメリカが生んだ最初の国際的レベルの指揮者であり、ヘルベルト・フォン・カラヤンやゲオルク・ショルティらと並んで、20世紀後半のクラシック音楽界をリードしてきた音楽家。愛称はレニー。妻は、チリ出身の女優・ピアニストの、フェリシア・モンテアレグレ。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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