LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇷🇺 ロシアピアノレコ芸ONLINE · 2026年8月1日 10:04 · レビュー· 約1分で読めます

とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ④

とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ④

日本語要約
音楽学者・山本明尚による連載「名演奏家再批評」第7弾の第4回。ロシアのピアニスト、ヴラジーミル・ソフロニツキーとマリヤ・ユージナの録音観を比較し、ユージナにとっての録音が思想の表明であったことを論じる。二人は同じ師レオニード・ニコラーエフに学びながら、対照的な音楽家人生を歩んだ。
全文(日本語)

音楽学者・山本明尚による連載「名演奏家再批評」第7弾の第4回。本稿では、ヴラジーミル・ソフロニツキーとマリヤ・ユージナの録音観を比較する。

録音を「屍」と呼んだソフロニツキーに対し、ユージナにとってスタジオ録音は外界へ通じる窓であった。彼女はレコードの解説文を自ら執筆し、音と言葉の両輪で自身の思想を提示した。1954年の『ポーランド日記』では、ショスタコーヴィチの《前奏曲とフーガ》第16番・第24番を録音している。

ユージナの本領は同時代の音楽にあり、メトネルの《ソナタ三部作》作品11、ストラヴィンスキーの《セレナーデ》、ベルクのソナタ、クルシェネクの第2ソナタ、ルトスワフスキの《パガニーニの主題による変奏曲》、ヒンデミットの2台ピアノのためのソナタなどで、その密度と歌わせ方の妙が際立つ。特にヴォルコンスキーの《ムジカ・ストリクタ》(1957)は彼女に捧げられた作品である。

二人はレオニード・ニコラーエフの教室の同門であり、卒業演奏会で同じリストのロ短調ソナタを弾いた。ソフロニツキーは一回限りの奇跡を咲かせ、ユージナは信仰と哲学を友として権力に抵抗する説教者となった。この二人の対照的な姿は、「ロシア・ピアニズム」が単一の奏法に還元できない多様性を持つことを示している。

関連キーワード解説 (2)
マリヤ・ユージナ人物・団体Wikipedia ↗

マリヤ・ヴェニアミノヴナ・ユーディナ は、ロシアのピアニスト。

レオニード・ニコラーエフ人物・団体Wikipedia ↗

レオニード・ヴラディーミロヴィチ・ニコラーイェフ は、ソビエト連邦のピアニスト・作曲家・教育者。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
次に読むなら
ヴラジーミル・ソフロニツキー の他の記事
🇷🇺 ロシアピアノレビューレコ芸ONLINE7/31 10:01
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ④
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ④
音楽学者・山本明尚による連載「名演奏家再批評」第7弾の第4回。ロシアのピアニスト、ヴラジーミル・ソフロニツキーとマリヤ・ユージナの録音観を比較し、ユージナにとっての録音が思想の表明であったことを論じる。二人は同じ師レオニード・ニコラーエフに学びながら、対照的な音楽家人生を歩んだ。
ヴラジーミル・ソフロニツキーマリヤ・ユージナ
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ④
🇯🇵 日本ピアノレビューレコ芸ONLINE7/17 14:01
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ②
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ②
音楽学者・山本明尚による連載「名演奏家再批評」の第7弾。ロシアのピアニスト、ヴラジーミル・ソフロニツキーの録音に対する姿勢と、その演奏の特徴である和音の感性やルバートについて論じる。晩年の録音や、彼がマイクを嫌った理由、演奏の「一回性」へのこだわりが紹介されている。
ヴラジーミル・ソフロニツキーマリヤ・ユージナラジオ会館
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ②
🇯🇵 日本ピアノレビューレコ芸ONLINE7/17 10:01
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ②
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ②
音楽学者・山本明尚による連載「名演奏家再批評」の第7弾。ロシアのピアニスト、ヴラジーミル・ソフロニツキーの録音に対する姿勢や、彼の演奏の特徴である和音の感性とルバートについて解説する。晩年の録音や、マイクを嫌ったエピソードなどを通じ、彼の音楽観を再批評する。
ヴラジーミル・ソフロニツキーマリヤ・ユージナラジオ会館
とある2つの「ロシア・ピアニズム」 ソフロニツキーとユージナ②
ヴラジーミル・ソフロニツキー の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇯🇵 日本声楽ニュースGoogle News JP 声楽家29/9 23:02
森麻季(ソプラノ)と山岸茂人(ピアノ)が「癒しと安らぎの環境」フォーラム2026に出演
【無料ご招待】「癒しと安らぎの環境」フォーラム2026 森麻季氏(ソプラノ)・山岸茂人氏(ピアノ)出演が決定|特別企画は東京大学医学部生によるオープニング演奏 (2026年9月9日掲載) - ライブドアニュース
集中出版が「癒しと安らぎの環境」フォーラム2026の開催を発表した。2026年12月13日にサントリーホールにて、森麻季(ソプラノ)と山岸茂人(ピアノ)が出演するコンサートが行われる。また、東京大学医学部生によるオープニング演奏も予定されている。
森麻季山岸茂人サントリーホール
🇯🇵 日本声楽ニュースGoogle News JP 声楽家29/9 22:32
ソプラノ歌手・森麻季とピアニスト・山岸茂人が「癒しと安らぎの環境」チャリティコンサート2026に出演
【無料ご招待】「癒しと安らぎの環境」フォーラム2026 森麻季氏(ソプラノ)・山岸茂人氏(ピアノ)出演が決定|特別企画は東京大学医学部生によるオープニング演奏 - イザ!
2026年12月13日にサントリーホールで開催される「癒しと安らぎの環境」フォーラム2026にて、ソプラノ歌手の森麻季とピアニストの山岸茂人がチャリティコンサートに出演する。本公演は医療従事者や患者、障害者とその家族を対象とした無料招待制のイベントであり、授賞式や東京大学医学部生によるオープニング演奏も行われる。
森麻季山岸茂人サントリーホール
🇩🇪 ドイツピアノニュースGoogle News DE アーティスト9/9 21:32
ブルース・リウによるピアノ作品集『Lunaris:バッハからケージまで』がBR Klassikで紹介
Bruce Liu — Lunaris: Klaviermusik von Bach bis Cage - BR Klassik
ピアニストのブルース・リウによるピアノ作品集『Lunaris:バッハからケージまで』が、BR Klassikで取り上げられています。
タグ
ヴラジーミル・ソフロニツキーマリヤ・ユージナアレクサンドラ・シャツキフタチヤーナ・ニコラーエヴァレオニード・ニコラーエフポニゾーフキン山本明尚ストラヴィンスキー:ピアノのためのセレナーデベルク:ピアノ・ソナタヴォルコンスキー:ムジカ・ストリクタルトスワフスキ:ブコリキセロツキ:前奏曲組曲
原文を読む → レコ芸ONLINE
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る