Violinist and Pedagogue Jaime Laredo on The Art of Violin Playing
ヴァイオリニストで教育者のハイメ・ラレードが語るヴァイオリン演奏の芸術
フリッツ・クライスラーの『ラ・ジターナ』の華麗な演奏で幕を開ける、ハイメ・ラレードの輝かしいキャリアを特集した過去のドキュメンタリーは、ラレード自身の訓練と指導スタイルを深く掘り下げた内容となっています。
現在85歳のラレードはボリビアで生まれ、アントニオ・デ・グラッシとフランク・ハウザーにヴァイオリンを師事しました。11歳でサンフランシスコ交響楽団と共演しオーケストラ・デビューを果たし、その2年後にはカーティス音楽院に入学し、イヴァン・ガラミアンに師事しました。
「あれが初めての本当の緊張でした」と、ラレードは17歳でベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝した当時を振り返ります。「大変でした。そこには素晴らしい若手ヴァイオリニストが大勢いて、審査員も非常に著名な方々でした。メニューイン、オイストラフ、グリュミオー、フランチェスカッティ、シゲティなど、ほんの一部を挙げただけでもそうそうたる顔ぶれでした。」
「ステージに出て、私の偉大なアイドルたちが最前列に座っているのを見るのは、とても恐ろしいことでした。そして後で自分に言い聞かせたのです。もしこれを乗り越えられるなら、どんなことでも乗り越えられるはずだと。それが始まりに過ぎなかったとは、その時は知る由もありませんでした。」
ドキュメンタリーは以下からご覧いただけます。
1958年、ラレードはベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し国際的な称賛を浴び、1960年のカーネギーホールでのソロ・リサイタルを経てさらなる評価を得ました。
その後まもなく、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、クリーヴランド管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団などとソロ共演を重ねました。
教育者としては、1971年から2004年までカーティス音楽院で教鞭をとり、その後インディアナ大学ジェイコブズ音楽院およびクリーヴランド音楽院で指導にあたりました。
また、20年間にわたりバーモント交響楽団の音楽監督を務め、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要なオーケストラで指揮を執りました。特筆すべきは、高く評価されたカリヒシュタイン=ラレード=ロビンソン・トリオのメンバーとして45年間活動し、ニューヨークの「チェンバー・ミュージック・アット・ザ・Y」シリーズの芸術監督を40年間務めたことです。
