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🇯🇵 日本ピアノクラシックナビ · 2026年8月14日 14:02 · レビュー· 約2分で読めます

リュー・テンヤオ 第2夜:オール・ショパン リサイタル

リュー・テンヤオ 第2夜:オール・ショパン リサイタル

日本語要約
中国出身のピアニスト、リュー・テンヤオによるオール・ショパン・リサイタルの模様。ワルシャワのショパン国際ピアノ・コンクールで第4位に入賞した17歳のリューは、繊細な音の呼吸と表現力で聴衆を魅了した。東京公演2日目となる本公演では、ソナタ第2番「葬送」や「舟歌」など、コンクールでも演奏された作品を中心に披露。ペダルの絶妙なコントロールやルバートの妙など、年齢を感じさせない高貴な演奏で、魂の平安を願う祈りに満ちたショパンの世界を描き出した。
全文(日本語)

中国出身のピアニスト、リュー・テンヤオは、昨秋ワルシャワで行われたショパン国際ピアノ・コンクールで第4位に入賞し、「コンチェルト賞」を受賞した。現在17歳のリューは来日中であり、8月12日と13日に東京でオール・ショパン・プログラムによる公演を開催した。12日には2つの協奏曲を披露し、13日にはリサイタルが行われた。

リサイタル前半は、リューのリクエストにより曲間の拍手を控えて3曲が続けて演奏された。プログラム冒頭の「前奏曲 第15番『雨だれ』」では、静かな同音連打から陰鬱な重みを響かせた。続く「ピアノ・ソナタ 第2番『葬送』」では、第3楽章「葬送行進曲」をクライマックスに据え、人生の苦難や深い哀しみを表現。第4楽章ではペダルのコントロールで音のヴェールを醸し出し、続く「子守歌」では祈りに満ちた世界を描いた。

休憩を挟んだ後半は、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」で颯爽としたメロディを披露。「3つのマズルカ」Op.59では自然なルバートの抑揚を、「舟歌」ではアリアのように美しいメロディと細やかな内声部の表現で深い陰影をもたらした。プログラムの最後は、ショパン初期の傑作「モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の〝お手をどうぞ〟の主題による変奏曲」で締めくくられた。

公演データ:

8月13日(木)19:00 サントリーホール 大ホール

プログラム:ショパン「前奏曲第15番『雨だれ』」「ピアノ・ソナタ第2番『葬送』」「子守歌」「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」「3つのマズルカ Op.59」「舟歌」「モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の〝お手をどうぞ〟の主題による変奏曲」

アンコール:ショパン「ワルツ第1番『華麗なる大円舞曲』」「前奏曲集より Op.28-23、24」「ノクターン第17番」

他日公演:8月20日 住友生命いずみホール(大阪)、8月23日 山形テルサ テルサホール(山形)

▼関連キーワード解説 (4)
サントリーホール会場Wikipedia ↗

サントリーホール は、東京都港区赤坂一丁目にあるコンサートホール。アークヒルズの一画に1986年10月12日に開館した。敷地は森ビルが、建物は森ビルとサントリーホールディングスが所有し、公益財団法人サントリー芸術財団が運営する。

住友生命いずみホール会場Wikipedia ↗

住友生命いずみホール(すみともせいめいいずみホール)は、大阪府大阪市中央区城見の大阪ビジネスパーク(OBP)に所在する住友生命OBPプラザビルに併設されたホール。

子守歌作品Wikipedia ↗

子守唄 は、子供を寝かしつけたり、あやしたりするために歌われる歌の一種。世界各国で様々なものが歌い継がれている。揺籃歌(ようらんか)ともいう。

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品Wikipedia ↗

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22は、フレデリック・ショパンの管弦楽とピアノによる協奏曲的作品。1831年に管弦楽とピアノによるポロネーズ部が作曲されたが、後の1834年に前奏としてピアノ独奏による「アンダンテ・スピアナート」の部分が作曲され、1836年に現在の形でピアノ独奏版と共に出版された。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
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