Richard Wagner: Das Rheingold - arte.tv
キリル・セレブレニコフ演出によるリヒャルト・ワーグナー『ラインの黄金』がarte.tvで配信
神々、巨人、そして魔法をかけられたラインの黄金をめぐる物語が、この『ラインの黄金』の過激なナラティブにおいて、新たな理想の探求へと拡張されています。リヒャルト・ワーグナーの音楽劇における権力、喪失、欲望、希望という中心的なテーマを、キリル・セレブレニコフは自身の語り口の中で、脆い生態学的・文化的世界におけるアイデンティティと新たな始まりへの問いと結びつけ、現代の観客に向けて開いています。
キリル・セレブレニコフは、ワーグナー神話の古風な要素を、異なる伝統のイメージ世界や文化的アーティファクトと織り交ぜる解釈アプローチをとっています。コンセプトには、二重の役割を果たす追加の出演者に加え、アフリカから持ち込まれた印象的な装飾品が含まれます。火の神ローゲは派手なスカートをまとい、物語を語りながらテントからアフリカの木彫りを取り出します。踊るパフォーマーの動きは、コンゴのダンスやブレイクダンスに基づいています。
アイスランドで撮影された映画のシーンを映し出すモバイルプロジェクションが終末的な雰囲気を伝えます。そこではアルベリヒが、溶岩、瓦礫、氷の荒涼とした風景の中を孤独に追いかけます。ライン川もラインの乙女も登場しません。セレブレニコフの演出バージョンは、北と南、火と氷、寒さと熱といった最大限のコントラストの中で展開されます。こうして、大陸と時代を超えてワーグナーの音楽に多層的な次元を与える、トランスカルチュラルな総合芸術作品が生まれています。
著名なリート歌手であるクリスティアン・ゲルハーヘルがザルツブルクでヴォータンを演じます。リー・メルローズがアルベリヒ役を歌い、ブレントン・ライアンが機敏なローゲとして輝きを放っています。
2026年4月1日および6日、オーストリアのザルツブルク復活祭音楽祭にて収録。
