События октября
ロシアで10月に開催される現代音楽フェスティバル「モスクワの秋」、スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団公演、プロコフィエフのオペラ『マッダレーナ』初演、「5つの夜」の公演プレビュー
10月3〜25日
現代音楽フェスティバル「モスクワの秋」
モスクワ音楽院大ホール、モスクワ・フィルハーモニー、モスクワ作曲家会館
1970年代から続くこのフェスティバルでは、10月に95歳を迎えるはずだったソフィア・グバイドゥーリナの音楽にまず注目したい。10月14日に作曲家会館で、「新音楽スタジオ」のソリストたちによってチェロと器楽アンサンブルのための『Detto II』が演奏される。指揮はイーゴリ・ドロノフである。その前日には同じ会場で、ソプラノのエカテリーナ・キチギナとMASM(モスクワ現代音楽アンサンブル)が、エリザヴェータ・トロフィモヴァの詩によるナタリア・プロコペンコの歌曲集『愛・不愛』を披露する。同会場では10月4日にコンサート「2–4–6」が開催され、イワン・ソコロフが自作のピアノ独奏のための『6つの間奏曲』などを演奏する。10月18日にはモスクワ音楽院大ホールで、フルートのイリーナ・スタチンスカヤ、ドムラのアレクサンドラ・スクロズニコワ、アコーディオンのアレクサンドル・ヴェレテンニコフ、ピアノのミハイル・トゥルパノフがユーリ・ヴォロンツォフの『ロシアの魂の暗号記号』を演奏する。アリーナ・ポドゾロワの『メタノイア』は、10月21日に作曲家会館でチェリストのエカテリーナ・セミョーノワとピアニストのエレナ・エンデベリャによって響きを得る。同会場では10月17日にスタニスラフ・マルィシェフ率いるOpensoundOrchestraが「過去と未来の間」(オリガ・ラエヴァの『ライゲンリート』、エフレム・ポドガイツの『予感』など)を行い、10月6日にはセルゲイ・ポルタフスキーがヴィオラ・ダモーレ、映像、エレクトロニクスのためのエレナ・シポワの『協和』に出演する。
10月15日
E. F. スヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団創立90周年に向けて、定期演奏会第2回
チャイコフスキー記念コンサートホール
フィリップ・チジェフスキーの指揮により、バッハ=ストコフスキーの『来たれ、甘き死よ』とともに、作曲時期としては戦争期であり本質的には反戦的であるショスタコーヴィチの交響曲第8番が演奏される。
10月16〜17日
『マッダレーナ』初演
NOVAT(ノヴォシビルスク国立オペラ・バレエ劇場)
セルゲイ・プロコフィエフとニコライ・ミャスコフスキーの音楽による「神秘的スリラー『マッダレーナ』」が上演される。演出を手がけるのは、ロシア演劇芸術大学(GITIS)卒業生で今年の「ナノ・オペラ」参加者であるイリヤ・アンドリヤヒンで、ノヴォシビルスク歌劇場でのデビューとなる。これは審査員で同劇場の首席演出家ヴャチェスラフ・スタロドゥプツェフから授与された特別賞によるもの。アンドリヤヒンは作者の総譜を拡張し、プロコフィエフのピアノ・ソナタ第3番やミャスコフスキーのロマンス『夜の花』を追加している。
10月24日〜11月3日
「5つの夜」第8回ロシア作曲家同盟フェスティバル
チャイコフスキー記念コンサートホール、モスクワ・フィルハーモニー室内ホール、ザリャジエ小ホール、DK「ラッスヴェート」、ギャラリー「イル・テレーム」
開幕公演「時のざわめき」では、声楽アンサンブル「イントラーダ」の参加のもと、ショスタコーヴィチの交響曲第9番とともに、ウラジーミル・ゴルリンスキーの『ヴァイオリン協奏曲』が再演される。ソリストはヴァイオリンのダニール・コーガンとソプラノのオリガ・ロッシーニ、指揮はフョードル・レドニョフ率いるロシア国立ユース交響楽団(RNMSO)。司会はヤロスラフ・チモフェーエフ。プログラムでは他に、ツヴェターエワらの詩によるマリア・アニケーエヴァの歌曲集『軽薄さの弁明』の世界初演(10月25日、イル・テレーム、NOĒSISトリオとN’Cagedが出演、司会はエリーナ・アンドリアノワ)や、第3夜「昔話と悪ふざけ」(10月27日、フィルハーモニー室内ホール、OpensoundOrchestraソリスト、フラメンコダンサーのアンナ・エゴロワを迎えたリディア=マリア・コシェヴァヤの三重奏曲、アリーナ・ムハメトラヒモワの『Jazz Vocabulary』、司会はアレクサンドラ・ナゴルノワ)などが予定されている。第4夜「変わりゆく世界の絵」(10月30日、ザリャジエ小ホール)も開催される。

