LFコンサート
LF CLASSICWorld Classical Music News
MENU
♪
Portal
メニュー
Category
カテゴリ
Sources
情報ソース
🇩🇰 デンマークオーケストラMuzykalnaya Zhizn · 2026年9月29日 19:32 · レビュー· 約2分で読めます

Prokofiev: Symphony No. 6 & Silvestrov: Silent Music   Aarhus Symphony Orchestra, Dmitry Matvienko   OUR Recordings

ドミトリー・マトヴィエンコ指揮オーフス交響楽団によるプロコフィエフ第6交響曲とシルヴェストロフ「静寂の音楽」の新譜がリリース

日本語要約
デンマークのオーフス交響楽団の首席指揮者に就任したドミトリー・マトヴィエンコが、同団との初録音となるアルバムをOUR Recordingsレーベルからリリースした。収録曲はプロコフィエフの交響曲第6番とシルヴェストロフの「静寂の音楽」である。
全文(日本語)

ドミトリー・マトヴィエンコは、エレクトロテアトル・スタニスラフスキーでの上演からスヴェトラーノフ記念ロシア国立交響楽団との演奏会までロシアで多くの実績を残し、声楽四重奏団「N’Caged」のソリストとしても知られていたが、その後ヨーロッパでの客演を重ね、デンマーク第2の都市にあるオーフス交響楽団の首席指揮者に就任した。2024年秋に同団と初共演し、2025年夏に初のディスクを録音、2026年春に設立20周年を迎えたデンマークのレーベル「OUR Recordings」からリリースされた。

オーフス交響楽団がアルバムを出す頻度は高くなく、通常はニールセン、リーサゲル、ノーゴーといった同国の作曲家の音楽や、ブルックナーの交響曲第9番(デンマーク出身のノルス・ヨセフソンによる新フィナーレ版)などを取り上げている。マトヴィエンコは初の録音として、デンマークでは珍しいものの自身に近い作品であるプロコフィエフの交響曲第6番とシルヴェストロフの「静寂の音楽」を選んだ。

解説文ではこのプログラムに政治的・地理的な理由付けを行っているが、マトヴィエンコは歴史的・時事的な文脈から離れて演奏している。客観的で争いを超越しているとされるプロコフィエフを、主観的で神経質、戸惑いのある作家として解釈する。第1楽章では急速なテンポをとり、終わりのない旋律の迷宮に迷い込んだかのようなプロコフィエフを描き出し、副主題や静けさを伴うエピソードは落ち着きと重み、明確な休止をもって演奏し、エピソード間のコントラストを際立たせている。

第2楽章では、比較的小規模なオーケストラ編成から重厚な響きを引き出し、絶え間ない幻惑感を与える。弦楽器群の乱れや、短いながらも複雑な多数のソロの仕上げ不足が印象を損ねている部分もある。特にフィナーレでは、鈍い応答が急速な動きに静的な性質を与えている。演奏の欠点と見なされ得る要素が、予期せず交響曲第6番の本質へと近づけている。

解決や結末を見出せない3つの優しく悲しい断章からなるヴァレンティン・シルヴェストロフの「静寂の音楽」では、マトヴィエンコと録音技師のプレベン・イヴァンが対旋律や微細な余韻に耳を傾けている。大編成のための重厚な交響曲と弦楽のための壊れやすい三部作という両作品は、最終的に「戸惑い」という一つのテーマを語り始める。解説文では「悲しみを一時棚上げできる避難所」を提供すると説かれているが、デンマークのオーケストラによる「静寂の音楽」の演奏は、悲哀そのものとなっている。

原文(抜粋)
Дмитрий Матвиенко немало сделал в России — от постановок в Электротеатре Станиславский до концертов с Госоркестром России имени Е. Ф. Светланова, а многие помнят его и солистом вокального квартета N’Caged, — прежде чем растворился в европейских ангажементах и занял место главного дирижера Симфонического оркестра Орхуса, второго города Дании. Осенью 2024 года он впервые выступил с новыми подопечными, летом 2025-го записал с ними первый диск. Весной 2026-го релиз представила датская компания OUR Recordings, которая ныне отмечает двадцатилетие. Орхусский оркестр радует альбомами нечасто, и обычно это музыка композиторов-земляков: Нильсена, Рисагера, Нёргора а если встретится Девятая симфония Брукнера, то с новым финалом датчанина Норса Йозефсона. Дмитрий Матвиенко для своей первой записи выб
▼関連キーワード解説 (1)
モスクワ郊外の夕べ作品Wikipedia ↗

「モスクワ郊外の夕べ」 は、ロシアの歌曲である。

出典: Wikipedia 日本語版(各項目の要約・CC BY-SA)
あわせて読みたい
次に読むなら
ドミトリー・マトヴィエンコ の他の記事
🇷🇺 ロシア現代音楽ニュースMuzykalnaya Zhizn9/10 19:01
ロシア作曲家同盟主催のフェスティバル「五つの夕べ」がモスクワで開催
В Москве пройдет фестиваль Союза композиторов России «Пять вечеров»
10月24日から11月3日まで、モスクワにてロシア作曲家同盟による第8回フェスティバル「五つの夕べ」が開催される。現代ロシアの作曲家による作品を中心に、伝統的な音楽から最先端のスコアまでが紹介される。開幕公演ではドミートリイ・ショスタコーヴィチを特集し、閉幕にはヴァルヴァラ・チュラコワの合唱オペラ『白海にて』が世界初演される。会場はチャイコフスキー記念コンサートホール、モスクワ・フィルハーモニー室内ホール、ザリャジエ小ホール、ギャラリー「Île Thélème」、DKラスヴェットの5か所。
ロシア国立青年交響楽団ダニール・コーガンチャイコフスキー記念コンサートホール
🇺🇸 アメリカオペラニュースOperaWire5/14 14:30
カリーヌ・デエ、エルモネラ・ヤホ、ステファニー・ドゥストラックらがリール歌劇場の2026-27年シーズンを牽引
Karine Deshayes, Ermonela Jaho & Stéphanie d’Oustrac Lead Opéra de Lille’s 2026-27 Season
リール歌劇場が2026-27年シーズンのラインナップを発表した。ヘンデルの『アルチーナ』(エマニュエル・アイム指揮)やヴェルディの『オテロ』(ドミトリー・マトヴィエンコ指揮)といったオペラ作品に加え、ジェニファー・ウォルシュの現代オペラ『Mars.』や、ピアソラの『ブエノスアイレスのマリア』などが上演される。また、古楽アンサンブルのレ・カプスベルガールズによるコンサートも予定されており、バロック音楽から現代作品まで幅広いプログラムが組まれている。
カリーヌ・デエエルモネラ・ヤホリール歌劇場
🇯🇵 日本クラシック全般ニュースレコ芸ONLINE9/3 11:01
2026年9月発売のクラシック音楽海外盤リリース情報
クラシック音楽 海外盤リリース情報(2026年9月)
2026年9月にリリースされるクラシック音楽の海外盤(輸入盤)の新着タイトル一覧。オーケストラ曲、室内楽、鍵盤曲、オペラ、声楽曲、音楽史関連の作品が多数紹介されており、これらは10月の「新譜月評」にて掲載予定である。
ポール・アグニューエマニュエル・レッシュ=カセルタ
2026年9月発売のクラシック音楽海外盤リリース情報
ドミトリー・マトヴィエンコ の記事をすべて見る →
同じテーマの最近の記事
🇫🇷 フランスオーケストラニュースGoogle News FR 一般9/29 16:03
ディジョン・ブルゴーニュ管弦楽団が2027年6月にオーディトリアム・ド・ディジョンでオアナのカンタータ『アウトダフェ』を演奏
L'Orchestre Dijon Bourgogne à Dijon 2027 | Ensemble : billets - jds.fr
ディジョン・ブルゴーニュ管弦楽団は、2027年6月12日にオーディトリアム・ド・ディジョンで、モーリス・オアナの舞台カンタータ『アウトダフェ』を演奏する。ロラン・アイラベディアンの指揮のもと、アンサンブル・ミュジカトレーズとディジョン歌劇場合唱団が共演する。
ディジョン・ブルゴーニュ管弦楽団アンサンブル・ミュジカトレーズオーディトリアム・ド・ディジョン
🇩🇪 ドイツオーケストラインタビューGoogle News DE アーティスト9/29 19:33
ブレット・ディーンがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスに就任し、ラジオ番組「radio3」に出演
Brett Dean - Composer in Residence bei den Berliner Philharmonikern - rbb | radio3
かつてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で14年間ヴィオラ奏者を務めたブレット・ディーンが、同楽団のコンポーザー・イン・レジデンスとして復帰した。ムジークフェスト・ベルリンで自作の指揮を行ったほか、2月には委嘱新作「ファントムズ」が世界初演される。
ブレット・ディーンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
🇺🇸 アメリカオーケストラニュースGoogle News EN 米オケ29/29 19:33
クリーヴランド管弦楽団の楽団員がストライキを終結、新たな3年契約で合意
Cleveland Orchestra musicians end strike - Spectrum News
クリーヴランド管弦楽団の楽団員と経営陣は、3日間のストライキと1公演の中止を経て、新たな3年契約に合意した。契約には各年5%の昇給が含まれ、給与は16万5516ドルから19万1620ドルに引き上げられるほか、楽団員の採用決定への関与も盛り込まれた。楽団は初日をドイツで迎える3週間のヨーロッパツアーを開始する予定である。
エレナ・ダイトマンアンドレ・グレミエ
タグ
ドミトリー・マトヴィエンコN’Cagedプレベン・イヴァン交響曲第6番静寂の音楽交響曲第9番モスクワ郊外の夕べ
原文を読む → Muzykalnaya Zhizn
この記事をシェア
X でシェアFacebookLINE
← 記事一覧に戻る